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先天性二分脊椎マウスを用いた二分脊椎発生機序の遺伝子レベル的解析

研究課題

研究課題/領域番号 07671546
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

菊池 哲郎 (菊地 哲郎)  東京慈恵会医科大学, 医学部・脳神経外科, 講師 (60177798)

研究分担者 高橋 浩一  東京慈恵会医科大学, 医学部・脳神経外科, 助手 (90246413)
田中 秀明 (田中 英明)  東京慈恵会医科大学, 医学部・脳神経外科, 助手 (70227164)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード二分脊椎 / GFAP / グリオーシス / 成長因子 / 羊水 / アポトーシス / マウス / NFP / グリア / ニューロン
研究概要

1.GFAPならびにNFPの発現;胎仔脊髄を摘出後固定し、抗GFAPならびに抗NFP抗体を用いて免疫染色を行った。Spd/Spdマウスでは、脊髄披裂部の背側面で胎齢14日目頃よりGFAP陽性細胞が日数につれて過剰に出現し、かつ内側へと増生してきた。このような所見は正常マウスでは全く認められなかった。陽性細胞は主に脊髄披裂部の羊水に接しているところに集中して存在しており、胎生期の一次神経管癒合障害のあとにもグリオーシスが進行していることが示唆された。しかしNFP陽性細胞はほとんど検出されなかった。
2.p53の発現;抗p53モノクローナル抗体をもちいて、正常ならびに二分脊椎マウスの脊髄の免疫染色を行った。二分脊椎マウスの脊髄ではp53陽性細胞が散見されたが、正常マウス脊髄ではp53陽性細胞は認められなかった。しかし、二分脊髄マウス脊髄の染色におけるp53発現は再現性に乏しく、さらに標本数を増やし、統計学的有意差がでるかどうかを検討したい。
各種成長因子の発現;計画では各種成長因子受容体の発現をRT-PCRで調べる予定であったが、ヒトと異なり、クローニングされていないものが多いため、成長因子自体の発現を調べることとした。正常ならびに二分脊椎マウスの脊髄からmRNAの抽出を行った。これからRT-PCRを行ったが、まずmRNAが変成していないかを確認するためにベータ-アクチンを増幅させ、PCR産物を電気泳動し、バンドを確認した。次にTGF、FGF、PDGFそれぞれに対するプライマーを用いて各成長因子の発現を調べた。いずれの成長因子においても発現量が少なく、またmRNA自体の量的な問題もあり、一定の結果を得ることはできず、正常と二分脊椎マウス脊髄間で明らかな有意差は得られなかった。これは現在も検討中である。
4.アポトーシス細胞の有無;p53の発現に関連して、アポトーシス細胞の出現が二分脊椎マウス脊髄において認められるのではないかとの予想のもとに、Tunel法を用いてアポトーシス細胞の染色を現在施行中である。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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