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日常生活におけるヒトの行動のモニタリング

研究課題

研究課題/領域番号 07671590
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関大阪大学

研究代表者

牧川 方昭  大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (70157163)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード日常生活 / 無拘束計測 / 行動 / 身体活動 / マイクロコンピュータ / 生体信号
研究概要

日常生活における人の身体活動あるいは行動を知ることは,その人の健康状態を知る上で重要な情報をもたらしてくれることが期待される.本研究の目的は,運動の観点から人の健康維持に必要な情報を提供出来るシステムを実現しようとするものであり,ここでは日常生活における身体活動,姿勢のモニタ,ならびに得られたデータからの日常生活活動の推定を行うことを試みた.計測システムは先に報告した携帯型ディジタル無拘束計測装置を用いた.身体活動計測に用いたセンサはピエゾ抵抗型加速度センサで,このセンサは加速度変化の直流成分を得ることが出来,姿勢変化に伴う加速度の直流成分の変化を記録することが出来る.
実験に際しては,加速度センサを被験者の腰部中央に取り付け,歩行などの日常生活動作を約5時間にわたって行った場合を記録した.この記録データに対して下記の処理を施し,日常生活活動をオフライン処理した.この処理に際しては,まず原データよりロ-パスフィルタ(0.01Hz)によって姿勢変動成分を抽出し,立位,座位,臥位の判断を行った.また身体活動に関しては,原データよりハイパスフィルタ(0.2Hz)によって身体活動成分を抽出し,歩行,走行,乗り物乗車,その他の体動に分類した.この際,歩行,走行は道路の状況にほぼ無関係に歩調が一定であることより,ある一定時間(5秒)この規則的な揺らぎの生ずる部分を歩行,走行とした,また乗り物乗車に関しては不規則な振動が連続することにより,上記の歩行,走行以外のデータに対して,不規則に細かな揺れが持続する期間(23秒以上)を乗り物乗車区間とした.結果は,姿勢に判定に関しては問題が生ずるものの,それ以外に関してはほぼ満足のいく結果を得た.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 濱清司、田野岡和紀、牧川方昭: "ハード・テーブル回路を用いた生体信号のリアルタイム処理について" 16回バイオメカニズム学術講演会予稿集. 111-114 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 村上大輔、牧川方昭、中山博文: "日常生活活動、行動の無拘束計測" 16回バイオメカニズム学術講演会予稿集. 257-260 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Makikawa,M.and Iizumi,H.: "Development of an ambulatory physical activity memory device and its application for the dategorization of actions in daily life" MEDINEQ 95 Proc.747-750 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 牧川方昭、飯泉仁美: "生体信号の無拘束計測のためのデイジタル技術" BME. 9(10). 16-27 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 萩浩司、牧川方昭、飯泉仁美: "パルス符号変調方式による赤外線デイジタル通信" 医用電子と生体工学. 33(4). 334-342 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 羽生能行、牧川方昭、石原謙: "携帯型デイジタル生体信号計測装置を用いた日常生活における生理ストレス反応計測の試み" 計測自動制御学会論文集. 32(印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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