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安全な麻酔管理のための簡便な自律神経検査法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671671
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関熊本大学

研究代表者

坂元 正克  熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (70196103)

研究分担者 坂口 秀弘  熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (80253748)
生田 義浩  熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (90264308)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード自律神経 / Tilt up試験 / 心拍変動 / スペクトル解析 / 麻酔管理
研究概要

研究(A):14名の術前患者を対照群、糖尿病群、高血圧群に分類し侵襲の少ないTilt up試験と深呼吸試験を施行し、心電図RR間隔、非観血的動脈圧、手指血流を連続的に測定し、手術中の血行動態変動との関係を検討した。深呼吸試験における糖尿病群、高血圧群のRR間隔の変化量は対照群の61%、83%に減少した。Tilt up試験では対照群の収縮期血圧がTilt up前値の96%に減少したのに対して、糖尿病群、高血圧群は62%、81%に減少した。この時、対照群は有意な代償性心拍増加をみたが糖尿病群では殆ど心拍増加を生じなかった。手術中は糖尿病群において他の2群に比べて明らかに大きな血行動態変動がみられた。トノメトリ法による持続血圧測定は急激な血圧変動に追従できないほどの問題はあるが、無侵襲で正確な情報を提供した。深呼吸時、Tilt-up試験の心拍変動、収縮期血圧変動は手術中の循環変動の良い指標となると考える。
研究(B):短時間手術を受ける患者30名を笑気-酸素-プロポフォール-フェンタニルで麻酔し自律神経回復過程を観察した。手術前中後の心拍変動を最大エントロピー法を用いてスペクトル解析した。最初の13名では手術直後に投与したナロキサンが心拍変動に影響しないことを確かめた。残りの17名ではプロポフォール麻酔下ではHFC、total powerが減少しLFC/HFCが増加した。この変化は3時間後には手術前日の値に回復した。心拍変動のスペクトル解析は麻酔覚醒の客観的指標になることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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