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神経成長因子が神経因性疼痛の発生に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671672
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

宇野 武司  宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (70038842)

研究分担者 小佐井 和子  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (00234740)
浜川 俊朗  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (50253836)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード神経成長因子 / 神経因性疼痛
研究概要

神経成長因子が、神経因性疼痛モデルであるラットの疼痛行動に与える影響を観察した。[方法]体重が250〜300gの雄のSprague-Dawleyラットを用いた。ペントバルビタール(45mg/Kg)の腹腔内投与し、右坐骨神経を露出して、3つに分岐する前の部分を結紮した。顕微鏡下に4-0クロミック糸を用い1-1.5mm間隔で4回ゆるく結紮した。その際、浸透圧ポンプ(12μl/day)にシリコンチューブをつなぎ、神経結紮部位にそのチューブの先端がくるように固定した。浸透圧ポンプは背部の皮下に埋め込んだ。NGF群ではhuman recombinant NGFをリン酸緩衝液pH7.0(10%BSAを含む)で溶解し、これを浸透圧ポンプに充填して、NGFを1μg/dayで1週間連続投与した。コントロール群ではリン酸緩衝液だけを持続注入した。UGO BASILEプランターテストを用い、ラットの足底に熱を加え始めてから足を引っ込めるまでの時間を潜時として測定した。薬物投与前、手術後1、3、5、7日目に測定した。データはDifferential Score(DS)=結紮側潜時-非結紮側潜時として計算し、一元配置分散分析、Scheffe's testを用いて統計処理した。[結果および考察]コントロール群に比べ、NGF群でDSが有意に上昇した。NGF投与により術側の熱侵害域値が上昇したと考えられた。NGFが神経因性疼痛の治療に有用である可能性が示された。[結論]NGFの持続投与は、坐骨神経結紮ラットにおいて熱侵害域値を上昇させた。このことから、臨床で治療に難渋している神経因性疼痛に神経成長因子が有用であることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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