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配偶子特異抗原STX-10の一次構造と臨床的意義

研究課題

研究課題/領域番号 07671718
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

吉貴 達寛  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (80230704)

研究分担者 友吉 唯夫  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20025547)
林田 英資  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (20173049)
濱口 晃一  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (30242986)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード精子特異抗原 / 遺伝子クローニング / 腫瘍マーカー
研究概要

ヒト精子に対して作製されたマウスモノクローナル抗体HSA-10を出発点として、対応抗原STX-10に関する研究を行った。このSTX-10は下記のような特徴を持つことが報告されている。(1)精子先体内膜、卵、胚、胎盤の細胞表面に存在する分子量約75kDaの糖蛋白質である、(2)HSA-10は透明帯除去ハムスター卵への精子侵入を有意に阻害する、(3)cDNAクローニングによって明らかになったSTX-10抗原C末端部分のアミノ酸配列には既知の蛋白質との相同性が認められない。以上のような情報を踏まえて、下記の検討を行った。
1.STX-10の遺伝子クローニング:抗STX-10ポリクローナル抗体および分離済みのcDNA断片をプローベとして、ヒト胎盤遺伝子ライブラリーからそれぞれ免疫スクリーニング法、オリゴスクリーニング法によって新しいDNA断片の分離作業を継続している。
2.ヒト正常精巣組織におけるSTX-10の発現:オリジナル抗体HSA-10は免疫組織化学的にマウスやラットの精子には反応生が認められない。そこで、性成熟期にあってなおかつ精巣に病変を有さない死亡例のヒト精巣を用いて免疫組織化学的に検討した。精細管の形態保持のため十分に組織を固定したところ、無固定凍結切片と比較してHSA-10の反応性は著しく減弱した。比較的成熟度の高い精子細胞が反応陽性と考えられたが、現在最適の固定条件を検討中である。3.精巣腫瘍におけるSTX-10の発現:セミノーマのパラフィン切片に対して、抗STX-10ポリクローナル抗体を一次抗体としてABC法で染色した。同一症例において、陽性・陰性の腫瘍細胞が混在していた。また、HSA-10モノクローナル抗体を一次抗体として、セミノーマ、奇形腫、胎児性癌の無固定凍結切片でも調べた。その結果、やはり陽性部分と陰性部分の両者が認められた。各種精巣腫瘍における反応性については引き続き詳細な検討が必要と思われる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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