研究課題/領域番号 |
07671778
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
泰井 俊造 京都大学, 医学研究科, 講師 (60144367)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 卵巣 / 顆粒膜細胞 / 莢膜細胞 / 細胞間相互作用 / サイトカイン |
研究概要 |
(1)培養法の確立 我々が確立した高純度のブタ卵巣莢膜細胞培養法によりヒト卵巣においても高純度の莢膜細胞を得ることができた。 (2)排卵直前の軽度増加する血中プロゲステロンの産生細胞の同定 ブタ莢膜細胞および顆粒膜細胞をそれぞれ単離培養しこれにエストロゲン(E2)を添加しプロゲステロン(P)産生を調べるとE2添加により濃度依存的に顆粒膜細胞においてはP産生は抑制される一方、莢膜細胞においては高濃度のE2添加でP産生が促進される結果となった。高濃度のエストロゲン環境は排卵直前の状態を示しており両細胞の全く異なる内分泌摘動態は、排卵直前の軽度増加する血中プロゲステロンの産生細胞は莢膜細胞であることが示された。 (3)各種サイトカインの卵巣内局所調節機構への関与の基礎的検討 ブタ卵巣細胞の単離培養法をヒト卵巣において応用した。婦人科開腹手術の際、手術前に患者本人から同意の得て卵巣から卵胞を摘出し、これから顆粒膜細胞、莢膜細胞をそれぞれ単離培養した。無血清培地にて培養しその上清中から各種サイトカインをELISA法にて測定検出した。莢膜細胞分離において、白血球細胞の混入は5〜7%程度であった。得られた莢膜細胞はプロゲステロン産生においてFSHの刺激は受けなかった。ヒト莢膜細胞はIL-6を分泌し、しかもhCGにより増強された。(p<0.05) (4)今後の展開 ヒト卵巣においても純度の高い莢膜細胞が得られ、これが十分に実験に使用できることがわかった。上記実験(2)をヒトで確認する予定である。また、実験(3)ではさらにサイトカインが顆粒膜、莢膜細胞相互作用にどのような役割を示すのか、さらに、排卵・黄体現象にどのような関係を示すのか明らかにする予定である。
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