| 研究課題/領域番号 |
07671793
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
産婦人科学
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| 研究機関 | 愛媛大学 |
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研究代表者 |
矢野 樹理 愛媛大学, 医学部, 助教授 (90182386)
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| 研究分担者 |
山中 研二 愛媛大学, 医学部・付属病院, 助手 (10263930)
谷口 文章 愛媛大学, 医学部, 助手 (80263929)
福井 敬介 愛媛大学, 医学部・附属病院, 医員
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| 研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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| 研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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| 配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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| キーワード | カルシウム / フローサイトメトリー / プロゲステロン / 精子 / 不妊 / 体外授精胚移殖法 / 顕微受精 / 生体反応 / 体外受精 / 顕微授精 / 先体反応 |
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| 研究概要 |
ヒト精子プロゲステロン結合能と精子機能との関係を解明し、不妊治療時の新しい精子機能評価法を確立することを目的として、健常男性及び不妊男性の運動精子を選別回収し、蛍光標識プロゲステロンを用いてフローサイトメトリーによる精子プロゲステロン結合率(%PB)の解析を行った。その結果、以下に示すような成果が得られた。
1.蛍光標識のプロゲステロンで染色すると、精子頭部全体が染色される場合と精子赤道部のみが染色される場合の2種類のパターンが認められた。
2.フローサイトメトリー法を用いて%PBを計測すると、正常精子の%PBは約30%であること、計測は染色パターンにかかわらず、全蛍光標識精子を対象に行われていた。
3.健常男性精子に比べて、精子無力症男性精子の%PBは明らかに低値を示した。
4.プロゲステロン受容体拮抗剤(RU38486)により%PBは抑制されたが、その効果を得るにはかなりの高濃度を必要とした。
5.精子機能と%PBとの関係を調べると、全精子数、精子運動率、運動精子数との間には相関を認めなかったが、精子先体反応との間には正の相関を認めた。
6.正常精液所見を有する男性精子の%PBと、その精子を用いた体外授精の受精率との間に正の相関を認め、%PB15%以下の群では明らかに受精障害が認められた。
7.低%PBを示す受精障害群の精子を用いて顕微受精を行うと、受精率が向上した。
8.精子ミトコンドリア活性と%PBとの関係を調べる目的で、イムノリーダーを用いて精子MTTアッセイを行ったが、安定した成績が得られず、評価ができなかった。
以上より精子のプロゲステロン結合能は精子の授精能力を評価する有力な検査法となる可能性が示唆された。さらに低%PBを示す不妊男性の治療には顕微受精が最適と考えられた。
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