研究課題/領域番号 |
07671807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
永井 公洋 宮崎医科大学, 医学部, 講師 (20207963)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | ヒト母乳 / プロスタグランディン代謝 / 脂肪酸 / 壊死性腸炎 / 母乳 / ガスクロマトグラフィー / プロスタゲランディン / 脂質 |
研究概要 |
Prostaglandin代謝酵素(prostaglandin dehydrogenase)を不活化するヒト母乳由来抑制物質の抽出・精製を繰り返し行い、十分な分析に必要な量を確保した。母乳を採取し、遠心、下層を分取した。アセトン、ジエチルエーテル処理後、薄層クロマトグラフィー(展開溶媒クロロホルム:アセトン=96:4)で展開し、inhibitor分画をジエチルエーテルで回収し、次の展開溶媒(石油エーテル:ジエチルエーテル=4:1)を用いて薄層クロマトグラフィーを行った。inhibitorをエーテルに溶解させ、4℃で保存し量を確保した。このinhibitorをGas chromatography/Mass spectrometry(GC/MS)で成分分析を行った。条件はキャピラリーカラムURBON HR101(25m×0.25mm)でカラム温度は50℃から1分間に10℃づつ280℃まで昇温し、QC/MS-QP2000Aにapplyした。分析の結果は全て低分子量の脂肪酸であり、CH_3C_8H_<12>(C_4H_9)_2OH、C_<13>H_<27>COOH_3(ミリスチン酸メチル)、C_<13>H_<27>COOH(ミリスチン酸)、C_<18>H_<29>COOH(ヘキサデセノイック酸)、C_<16>H_<31>COOH(パルミチン酸)、C_<17>H_<31>COOH(オクタデシノイック酸)、C_<17>H_<33>COOH(オクタデセノイック酸)、C_<17>H_<35>COOH(ステアリン酸)、C_4H_8(COOC_8H_<17>)_2と分析された。この中で量的に多く主なものはミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸の3つでほぼ同量であった。これら全ての脂肪酸の合成品を作ることは不可能と考えられ、主な3つの脂肪酸の混合品を作ることにした。同量づつをエーテルに溶解N_2gasでevaporateし、濃縮させ、代謝酵素の活性抑制実験を行ったところ、用量依存的に活性を抑制し、最大90%まで活性を抑えた。 今後はラットの胃潰瘍作成モデルを用いて、この混合品の潰瘍抑制効果を検討する予定である。
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