研究課題/領域番号 |
07671816
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学看護短期大学部 (1996-1997) 奈良県立医科大学 (1995) |
研究代表者 |
島本 郁子 奈良県立医科大学看護短期大学部, 教授 (90075094)
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研究分担者 |
斎藤 滋 奈良県立医科大学, 産婦人科学教室, 助教授 (30175351)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 胎児免疫 / 胎児発育 / IUGR / 胎盤機能 / 超未熟児 / 胎盤 / brush border / 胎児腎 / 胎児腸管 |
研究概要 |
妊娠中期〜後期における胎児臓器の発達特性を知ることは胎児医学の基本知識を得ることであり、また早産超未熟児・早産IUGRなど、いわゆる胎児期出生児の管理に不可欠な情報源となる。本研究は日本産婦人科学会の倫理規定を遵守して得られた胎盤、胎児空腸・回腸・近位尿細管なとの上皮細胞刷子縁膜(bbm)における物質輸送能や、他の生化学的、免疫学的、内分泌学的領域における胎児臓器の発達、ならびに胎盤機能、母乳特性などの検討に基づき研究を行った。平成9年度は、この命題に答えるためにすでに以下の成績を得ている。 1)胎児免疫能(特異的、非特異的免疫)を週数別に解明した結果、免疫監視機構の成熟のturning pointを決定する。非特異的免疫(好中球、NK細胞、LAK細胞、補体)および、特異的免疫はT細胞(helper T、suppressor T、suppressor inducer T)、B細胞(IgG,IgM産生)、リンフォカイン(IL-1、IL-2、IL-6、IL-8、INF-γ、bcdfγ、bdcfμ、TNF、G-CSF、GM-CSF)について検討し、受動喫煙の超未熟児・IUGRの胎外適応能を診断する。早産超未熟児・IUGR児に認められる易感染性に対して感染防御の対策を行っている。 2)22週未満児治療は子宮内環境を改善し、胎盤機能の促進をはかり在胎期間の延長を企てる。糖質、各アミノ酸・脂質の胎盤絨毛上皮におけるグルコーストランスミッター、アミノ酸carrier・LDL reseptorの存在と発現機序についてmRNAのin situ hybridizationにより胎盤輸送能とその調節因子を解析し、治療対策をたてている。
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