研究課題/領域番号 |
07671823
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
古堅 善亮 順天堂大学, 医学部, 講師 (20199433)
|
研究分担者 |
橋本 昌典 順天堂大学, 医学部, 助手
臼井 直行 順天堂大学, 医学部, 助手 (00203521)
鈴木 正明 順天堂大学, 医学部, 講師 (30138333)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 子宮頚癌 / CD44 / 卵巣癌 |
研究概要 |
CD44は接着因子のひとつであるが、最近、癌の転移に関わりがあるとされ注目をあびている。今回特に子宮頚癌のリンパ節転移との関係について検討した。転移と特に関係が深いとされるCD44v6のモノクローナル抗体を用いて、免疫染色を施行した。CD44v6は清浄子宮頚部でも傍基底膜に発現しれおり、異形成となると上層まで、発現するようになった。上皮内癌では全層に発現がみられたが、その強度は一様ではなく、ばらつきが見られた。子宮頚癌では扁平上皮癌、特に角化型に高率で発現していたが、腺癌は一例も発現していなかった。扁平上皮癌においては進行期が進むにつれて、発現率が上昇し、癌の進展と関わりがあることが示唆された。また、I期、II期の手術例で検討すると、リンパ節転移例と非転移例CD44v6の比較では、転移例で発現率が高かった。以上のことから、子宮頚癌の進行とリンパ節転移に、CD44v6が関与していることが示唆された。
|