研究課題/領域番号 |
07671941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
岡見 豊一 関西医科大学, 医学部, 講師 (80224054)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | インドシアニングリーン / 網膜脈絡膜 / 超微細構造 / 電子顕微鏡 / 金属沈殿法 / 塩化第二鉄 / 金属沈澱法 |
研究概要 |
本研究の目的は、実験的に蛍光造影剤として静注されたインドシアニングリーン(ICG)投与後の網脈絡膜組織におけるICGの局在を超微細形態学的に証明し、更に投与後の経時的変化をみることでICGの蛍光造影の読影を確実なものとすることにある。次に、各種の眼疾患モデル(レーザー光凝固による脈絡膜新生血管モデル、オルニチンによる網膜変性モデル)においてICG蛍光造影を行いICGの網膜脈絡膜組織における超微細レベルでの局在と病変との関係を解明する。これらの所見は、今後の臨床におけるICGの読影の解釈に寄与するものである。平成8年度の実験計画として、実験動物には成熟有色ラット(Brown-Norway系)を用いてICGの網脈絡膜における経済的局在の変化を、ICGの金属沈澱物の分布を電子顕微鏡的に観察する予定で研究を進めた。当初の実験計画は、(1)ICGを25mg/kgの割合で静脈内投与後、30秒、5分、20分に眼球を摘出し塩化第二鉄を添加した2.5%グルタールアルデヒド液にて固定した後、アルコール系列で脱水しエポン包理を行った(ICG、金属沈澱法)。(2)網脈絡膜の超薄切片を作成し、電子顕微鏡を用いて超微細構造を、ICGを投与していない対照群と、ICGを投与し各時間で摘出したICG投与群をそれぞれ観察した。(3)ICGの金属沈澱物の分布を、対照群とICG投与群で比較検討すると同時に、ICGの網脈絡膜構造における経時的な局在の変化を細胞内外で観察した。以上の方法で超薄切片を作製し電子顕微鏡で観察したが、網脈絡膜におけるICGの金属沈澱物を明確に証明することは出来なかった。平成7年時より明瞭な金属沈殿物らしい粒子を認めたが、再現性に乏しかった。塩化第二鉄が非常に不安定な物質でICGとの沈澱物をin vivoで組織内に固定するのが難しかったのが原因と考えられた。現在固定法及び塩化第二鉄の投与方法を改善し網脈絡膜の超微細構造におけるICGの局在を確実に証明する様研究を進めている。
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