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胎児創傷治療の研究:アルギニン代謝の微小循環への影響

研究課題

研究課題/領域番号 07671950
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児外科学
研究機関大阪大学

研究代表者

福井 雄一  大阪大学, 医学部, 助手 (30218896)

研究分担者 鎌田 振吉  大阪大学, 医学部, 助教授 (40161202)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード胎児 / 創傷治癒 / 一酸化窒素 / NOS活性 / L-NMMA / Nitric Oxide / Wound Healing / Polyvinyl Alcohole Sponge / NADPH diaphorase
研究概要

人間や動物を使った創傷モデルにおいてアルギニンを全身投与すると、創傷治癒の促進や免疫系の賦括作用があるとされているが、そのメカニズムについては不明な点が多い。最近アルギニンから産生される一酸化窒素(NO)が注目されている。さて、成体と胎仔では創傷における炎症反応やその後の瘢痕形成に相違が認められる。胎仔では炎症反応が最小限で、特に早期炎症反応が欠如している。その後の経過でも胎仔は創部の再生が起こり、成体のような瘢痕を形成することなく治癒する。このような治癒過程の相違が注目されており、胎仔の創傷メカニズムを解明し、成体に応用することで創部の瘢痕形成を抑制する可能性が期待される。本研究の目的は創局所において(1)NOの動態を明らかにする。(2)NO様の作用物質の投与や阻害剤の創傷治癒に対する影響を明らかにするために、以下の検討を行った。
家兎成体と胎仔におけるポリビニルアルコールスポンジ(PVA)を使った創傷モデルを用い、(1)創滲出液を経時的に採取し、創滲出液中のNOの代謝産物である亜硝酸+硝酸を測定した。NADPHジアホラーゼ法によりNOS活性の局在観察した。(2)ニトロプルシド及びL-NMMAを創部に注射し各々の創部を組織学的に検討した。
結果:(1)亜硝酸+硝酸濃度は成体では受傷後2日目に一峰性のピークがあり、胎仔では受傷後1日目と5日目の二峰性のピークが認められた。NOS活性が胎児の受傷後5日目の創部マクロファージに認められた。(2)成体及び胎仔創部においてニトロプルシド及びL-NMMAは組織学的に変化を来さなかった。
創部においてNOの変化及びNOS活性の局在が確かめられたが、創部に対するNOの影響については不明であった。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 澤井 利夫: "家兎の成体及び胎仔の創傷治癒過程における創局所のNitvic Oside産生" progress in medica. 16(10). 404-405 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Sawai T,Okada A,Kamata S,Sando K,Usui N,Nezu R,Tanaka T: "NITRIC OXIDE IN WOUND FLUID DURING ADULT & FETAL WOUND HEALING" Progress in medica. 16(10). 404-405 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 澤井利夫: "家兎成体及び胎仔の創傷治癒過程における創局所のNitroc Oside産生" Progress in Medicine. 16(10). 404-405 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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