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Wilms腫瘍癌抑制遺伝子WT1の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 07671954
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 小児外科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

福重 隆彦  鹿児島大学, 医学部, 助手 (70218907)

研究分担者 野口 啓幸  鹿児島大学, 医学部, 講師 (80198580)
筒井 順一郎  鹿児島大学, 医学部, 助手 (60264404)
高松 英夫  鹿児島大学, 医学部, 教授 (50142427)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードWilms腫瘍 / 癌抑制遺伝子(WT1) / 増殖因子 / ミッドカイン(MK) / CATアッセイ / ポリオーマ大型T抗原
研究概要

Wilms腫瘍癌抑制遺伝子(WT1)の機能解明のため以下の3つの研究を行った。
研究1)ヘパリン結合性増殖因子ミッドカイン(MK)の発現調節領域(プロモーター)とCAT遺伝子を融合させたレポータープラスミドと、WT1タンパクを発現するエフェクタープラスミドを、同時に種々の培養細胞に導入し、CATの活性を測定(CATアッセイ)することでWT1タンパクのMK発現に対する効果を観察した。
結果(A)WT1タンパクはMKプロモーター活性を抑制した。(平成7年日本小児外科学会総会発表)
(B)MKプロモーター領域の2ヶ所のWT1結合部位を欠損させると、抑制効果は消失した。
研究2)研究1)と同様な方法でDNA型腫瘍ウイルスポリオーマの大型T抗原がMKプロモーター活性を上昇させることを証明した。大型T抗原とWT1タンパクが複合体を形成するかどうか免疫沈降法を用いて検討しているが、現在のところ複合体形成を積極的に指示するデーターは得られていない。
研究3)WT1強制発現Wilms腫瘍細胞株G401の解析結果。遺伝子導入に用いたWT1スプライシングバリアント(KTS+と-)で強制発現株は異った性格を示した。以下にまとめを示す。
(平成7年日本癌学会発表)
G401-WT1-KTS(-) G401-WT1-KTS(+)
細胞増殖能 低下 不変
血清依存性 増加 軽度増加
付着依存性 不変 増加
MK発現 不変 低下
ヌードマウスでの腫瘍原性 有りだが腫瘍は大きくならない 消失
今後の展開)現在まで、7例のWilms患者の尿を検討したところ6例でMKの発現がみられた。MKがWilms腫瘍の腫瘍マーカーとなる可能性を今後検討していく予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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