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破骨細胞の機能変化に対応するpH変動の可視化

研究課題

研究課題/領域番号 07671996
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関朝日大学

研究代表者

明坂 年隆  朝日大学, 歯学部, 教授 (70116523)

研究分担者 吉田 寿穂  朝日大学, 歯学部, 助手 (80102119)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード培養破骨細胞 / 酸性化領域 / DAMP染色 / pH / 共焦点レーザー顕微鏡 / 破骨細胞 / 培養 / 急速凍結 / 酸性化 / プロトンポンプ / DAMP / 蛍光顕微鏡
研究概要

すべての細胞活動に細胞内の限られた領域が酸性環境に置かれることが必須の条件となっている。骨吸収を行う破骨細胞では細胞内、外の酸性化がその細胞活動と見事に調和している。アクリジンオレンによる生体染色では限られた条件での細胞内酸性化領域を可視化することができる。しかし今回のDAMP(3-(2,3-dinitorianilino)-3'-amino-N-methyldipropylamine)を用いた研究では生きた破骨細胞の細胞膜は自由に通過し細胞内の酸性化領域に集積し化学固定後はその場所に固定化され、一方細胞外の骨吸収窩においても吸収骨面上にDAMPの集積不動化が同様におこりDAMPに含まれるDNP基の抗体を用い、蛍光物質をラベルして顕微鏡下で可視化することができた。ガラス面または骨面上で培養した破骨細胞では酸性化領域の分布が異なっていた。ガラス面上で培養したとき破骨細胞は刷子縁を形成することはないため細胞内の均一に分布するゴルジ野を含む小管-細管系のオルガネラに蛍光が分布するが骨面上に培養した破骨細胞では刷子縁をもち骨吸収窩に蛍光が局在していた。それに対して背側細胞質では骨に面した細胞質に比べて明らかに蛍光強度が弱く、分布領域が減少していた。骨面で培養した破骨細胞でも休止期にあるものはガラス面上で培養した破骨細胞の蛍光強度、分布領域に類似していた。破骨細胞のpHのホメオスタシスに関与するプロトンATPaseと炭酸脱水酵素の関わりをみるためそれぞれの阻害剤であるバフィロマイシン、アセトアゾラミドをも用いた実験では明らかに酸性領域のpHが上昇した。以上のように破骨細胞の機能動態とp変動が同調していることが明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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