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P. loescheiiのgly-proペプチダーゼ遺伝子のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 07672029
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関日本大学

研究代表者

早川 光央  日本大学, 松戸歯学部, 専任講師 (10112955)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードprevotella loescheii / gly-pro aminopeptidase / λ ZAP Express / 歯周病 / クローニング
研究概要

◆歯周病関連菌のglycyl-prolyl aminopeptidase(GPase)は、申請者らのグループによって初めてP. gingivalisから分離・精製され、その後の研究により他の多くの歯周病関連菌も持っていることが解ってきた。特に、Prevotella loescheiiでは菌培養液および菌体内に非常に高い活性が認められ、しかもP. gingivalisのものとは性状を異にするものであることが判明した。本酵素のビルレンス因子として、細菌性コラゲナーゼとの共同作用によって結合組織の主要な成分、コラーゲンの破壊に関わっている可能性が示唆されており、グループの安孫子の本年度の別の報告書(一般研究 C)中に述べられている。
◆7年度中に得られた研究結果はおおよそ計画のように進行しており、次の通りである。
1.P. loescheii染色体DNAの精製と制限酵素による部分消化およびサイズ分画。
サイズ分画は従来のショ糖グラジェント法よりも短時間で簡便なアガロースゲル電気泳動法を確立する事が出来たので短報での投稿を準備中である。
2.in vitroパッケージング
計画ではコスミドを使って遺伝子バンクをつくる予定であったが、ファージの新しいタイプ(λ ZAP Express)に変更した。このファージは10以上のクローニングサイトを有し,多種の制限酵素を使える点であり、部分消化の片寄りを制限酵素の種類を変えることにより解消出来るとの考えである。PstIを用いたファージバンクからGPase活性をもつクローンが一つ得られた。しかし、DNA分析により10kbと長く高発現性プラスミドでは不安定であった。
3.酵素の精製と酵素学的知見
GPaseの精製は現在産生量が低く単一標品を得るに至っていない。また、酵素学的性質は粗酵素で検べたところ、ほぼP. loescheiiのものの性状に近似した結果が得られた。
以上の段階であるが、現在クローンの安定化を図っており、成功すれば一挙にタンパク質およびDNAの解析が出来るところに来ており、投稿準備を急いでいる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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