研究課題/領域番号 |
07672056
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
小豆島 正典 岩手医科大学, 歯学部, 助教授 (00118259)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 頭頸部 / 悪性腫瘍 / FDG / PET / 頭頚部 / 頭頚部悪性腫瘍 |
研究概要 |
頭頸部悪性腫瘍患者の画像診断には、従来よりcomputed tomographyやmagnetic resonance imagingなどが用いられ、描出された画像の形態的な特徴から、原発巣や転移巣の診断が行われてきた。今回我々は、腫瘍細胞の糖代謝から診断すべく、glucoseのanalogである[^<18>F] fluorodeoxyglucose(FDG)というトレーサーを用い、Positron Emission Tomography(PET)によるイメージングを施行し、原発巣やリンパ節転移の評価を行った。 対象は頭頸部領域に悪性腫瘍を持ちPET検査に同意の得られた17症例である。17症例全てにおいて、その原発巣はFDG-PETにより描出された。転移性リンパ節が病理学的に証明された症例は2例にすぎなかったが、検出できた最小のリンパ節はretoropharyngeal lymph nodeに生じた径4mmという小さな転移性リンパ節であった。転移性リンパ節と正常なリンパ節へのFDG集積のtime courseを観察すると、転移性の場合には時間の経過と共にup takeは上昇するのに対し、正常なリンパ節では下降する傾向にあった。2ケ所の再発巣をもつ患者で、一方をpositive、他方はnegativeと判定した症例があった。術後の病理所見を比較すると、negativeと判定した病巣では間質が多く細胞成分が少ないことがわかり、FDGのup takeは組織を構成する細胞成分の割合に依存しているのではないかと推測され、FDG-PETを読影する上で参考となる所見と思われた。FDG-PETは頭頸部悪性腫瘍の画像診断にとって、有用なダデリティーになると思われた。
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