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歯科用タービンの滅菌処理に伴う特性変化

研究課題

研究課題/領域番号 07672067
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 保存治療系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

玉澤 かほる  東北大学, 歯学部・附属病院, 講師 (00124602)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード歯科用タービンハンドピ-ス / 院内感染 / オートクレーブ滅菌 / ベアリング / パワースペクトラム / プラズマ / 歯科用タービン / 滅菌 / 回転数
研究概要

本研究の目的は,オートクレーブ処理後のTHP内部の特性変化とオートクレーブに変わる有効な滅菌法の開発の一つとしてプラズマの特性について検討することである.
【オートクレーブ処理後のTHP内部の特性変化】
8種の新品のタービンハンドピ-ス(THP)について,121℃、15分間の条件で,100回,オートクレーブで処理した後の特性変化について検討し,次の結果を得た.
1.ベアリングの各部品の表面構造を実体顕微鏡で観察すると,全THPにおいてボールの転がり面に、異物の付着や,鈍い光沢をもつなし地を呈した表面構造がみられた.また,潤滑油などが熱で変色したいわゆるテンパーカラーの所見を示したTHPも存在した.
2.THPの回転音の周波数分析において,処理後のローターの回転の周波数が,処理前に比較して著明に減少した例や,雑音が生じた例では,ベアリングの損傷が高くなる傾向がみられ,回転音の周波数分析と部品の損傷程度との間に対応がみられた.
【酸素プラズマの特性】
酸素プラズマ装置(低温灰化用プラズマリアクター:PR31-ヤマト科学社製,酸素ガスボンベ,真空ポンプなどより構成)について,その特性を調べたところ,以下の結果を得た.
1.口腔内細菌(10^4〜10^6CFU)にて汚染した金属試料を300Wの出力にてプラズマ処理した結果,25試料すべて陰性培養を示した.
2.オートクレーブ,乾熱およびプラズマ処理をした切削バ-の表面構造を走査電子顕微鏡にて観察した.その結果,プラズマ処理(100W、10分)したバ-が最も清浄な表面構造を示した.

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 玉澤かほる、塚田甲、堀内博: "歯科用酸素プラズマ滅菌装置の開発" 日本歯科保存学雑誌. 39. 482-491 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KAORU TAMAZAWA,KOU TSUKADA AND HIROSHI HORIUCHI: "OXYGEN PLASMA TREATMENT FOR STERILIZATION IN DENTISTRY" JAPAN.J.CONSERV.DENT.39-2. 482-491 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 玉澤かほる,塚田甲,堀内博: "歯科用酸素プラズマ滅菌装置の開発" 日本歯科保存学雑誌. 39・2. 482-491 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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