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歯周病原性細菌の付着因子の遺伝子工学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07672079
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

阿座上 弘行  徳島大学, 歯学部, 助手 (40263850)

研究分担者 恵比須 繁之  大阪大学, 歯学部, 教授 (50116000)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード歯周病 / 付着因子 / 遺伝子クローニング
研究概要

歯周病原性細菌Eikenella corrodensの菌体表層に存在するレクチン様の高分子量複合体(LS)について遺伝子工学的解析を行った。
精製LS(500kDa以上)を還元下加熱処理することにより、SDS-PAGE上で約300kDaと45kDaの2本のバンドが検出された。そこで、この45kDa蛋白のN末端アミノ酸配列を決定し、これを基にPCRを行った。得られたDNA断片(69bp)から、サザンハイブリ法やPCR法による染色体walkingを行い、45kDa蛋白をコードする遺伝子領域(約2kb)を得た。DNA塩基配列およびそれから予想されるアミノ酸配列より、45kDa蛋白質はNeisseria属のポーリンと高い相同性が認められ、またグラム陽性細菌の外膜蛋白に特有の構造も認められた。
一方、E.corrodens遺伝子ライブラリー(7-20kbの挿入断片を含む)を作製し、LSのもつ付着・凝集活性を阻害する抗LSモノクローナル抗体を用いてイムノスクリーニングを行った。その結果、約1,200株から3つの陽性クローンが得られ、これらのクローンからはいずれも抗LS抗体に特異的に結合する25kDaの蛋白質の発現が認められた。これらのクローンからプラスミド(15-18kb)を分離し、マッピング解析や欠失解析などにより25kDa蛋白の発現に必要な領域1.2kbを特定した。
現在、クローニングされた遺伝子の解析と遺伝子産物の解析により、これらの蛋白質の構造及び機能を研究すると同時に、他の構成蛋白のクローニングを試みている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 湯本 浩通 他: "Eikenella corrodensの付着因子の分子生物学的解析-付着因子複合体構成蛋白遺伝子のクローニング-" 日本歯周病学会会誌. 37 春季特別号. 108-108 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 阿座上 弘行 他: "Eikenella corrodensの付着因子複合体を構成する蛋白質の発現とその解析" 日本歯周病学会会誌. 37 秋季特別号. 140-140 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 湯本 浩通他: "Eikenella corrodensの付着因子複合体を構成する蛋白質の分子生物学的解析I" 日本細菌学雑誌. 51(1). 194-194 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 阿座上 弘行 他: "Eikenella corrodensの付着因子複合体を構成する蛋白質の分子生物学的解析II" 日本細菌学雑誌. 51(1). 194-194 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 湯本 浩通: "歯周病原性細菌Eikenella corrodensの付着因子複合体を構成する蛋白質の分子生物学的解析" 四国歯学会雑誌. 9(1)(印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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