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実験的骨粗鬆症の顎骨における骨量変化に対する高カルシウム食の影響

研究課題

研究課題/領域番号 07672111
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

佐藤 隆志  岡山大学, 歯学部, 教授 (80034172)

研究分担者 白井 肇  岡山大学, 歯学部, 助手 (00263591)
原 哲也  岡山大学, 歯学部, 助手 (60238160)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード骨粗鬆症 / 卵巣摘出 / 低Ca食摂取 / 高Ca食摂取 / 硬口蓋骨組織 / 下顎骨 / 骨量変化 / ラット
研究概要

本研究は,卵巣摘出と低Ca食摂取によって実験的に誘発した骨粗鬆症ラットを対象として,高Ca食を摂取させた場合の骨量変化を組織計測的手法を用いて比較検討し,実験的骨粗鬆症の顎骨における骨量変化に対して高Ca食が及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.
ウイスター系雌性ラット54匹(低Ca食群ならびに高Ca食群各27匹)を用い,6週齢時に両側の卵巣を摘出した.施術12週後までは各実験群とも低Ca食(Ca:0.02%)を与え,その後低Ca食群には施術に32週後至るまで低Ca食を与え続け,高Ca食群には施術12週後以降は高Ca食(Ca:2.3%〜通常食の2倍)を与えた.飲料水は各群とも蒸留水を与えた.施術12,13,14,16,18,20,22,24,および32週後に各群の3匹ずつを屠殺して,硬口蓋骨組織(上顎骨と口蓋骨),下顎骨ならびに脛骨近心端を採取し,Villanuevaの骨染色を施した後にMMA樹脂に包埋し,約50μmの非脱灰研磨標本とした.各実験例毎に全骨組織量(=全骨量+全骨髄量)を測定し,単位骨量=全骨量/全骨組織量を算出した.各実験群毎に全骨量と単位骨量の平均値と標準偏差を求め,各実験群間の有意差検定を行った.
その結果,下顎骨ならびに脛骨近心端の海綿骨では観察期間を通じて高Ca食群における骨量の増加はみられなかった.しかし,硬口蓋骨組織では高Ca食群における骨量は,施術18週後以降増加の傾向を示し,20週後以降は低Ca食群に比べて有意に増加した.したがって,卵巣摘出と低Ca食とによって誘発した骨粗鬆症の硬口蓋骨組織における骨量の増加に対しては,高Ca食の摂取が効果を示すことが示された.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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