研究課題/領域番号 |
07672166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西田 光男 京都大学, 医学研究科, 講師 (50154620)
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研究分担者 |
横江 義彦 京都大学, 医学研究科, 助手 (30211650)
瀬上 夏樹 金沢歯科大学, 口腔科学講座, 教授 (40148721)
村上 賢一郎 京都大学, 医学研究科, 助教授 (00174269)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 術中照射 / 術中放射線治療 / 腫瘍認識マーカー / 口腔癌 / 口腔進行癌 |
研究概要 |
口腔悪性腫瘍も現段階では信頼し得る治療手段は切除手段、次いで放射線治療である。従って、切除手術ならびに放射線治療を効果的に組み合わせという治療体系がむしろ現実的であり、その臨床的成果を公表している。最近の我々の治療眼目として、手術においては腫瘍を最小限かつ取り残しのない切除を施行し、なおかつ腫瘍が頸動脈あるいは重要臓器に癒着し残存した部位においては必要領域に照射範囲を絞って術中照射治療を適用する方針で臨んでいる。即ち、手術後の化学療法や術後照射は時期的に局所再発や遠隔転移の点で後手になるため、より確実性のある術中照射の必要性を強調したい。術中照射の有用性は、放射線に感受性の高い正常組織を照射野外にはずせ、病巣の深さに応じて適切なエネルギーの電子線を選択できる点にあるが、頭頸部悪性腫瘍に対する術中照射の積極的臨床応用を推し進め、臨床例も経験し報告した。ここで、問題点として(1)照射筒と術野との形態的適合、(2)ひいては、放射線効果の深達度、(3)照射野面積の限界の点で課題が残り、今後はイリジウム(^<192>lr)ワイヤー^<20>との併用も考慮している。しかし質の高い術中照射のためには、(1)直視下で、正確に病巣を確認できること.(2)腫瘍の感受性を特異的に高め、正常組織を護る.という点を念頭に置かねばならない。従って悪性腫瘍を特異的に識別し、照射線量を減じる手法が要求される。残存腫瘍の識別に関し、腫瘍のみ陽性となり非腫瘍部はすべて陰性となるマーカーは現在報告をみない。我々は免疫組織学的手法を用い悪性腫瘍組織の識別のためのマーカーさらに種々なる識別化学物質とともに、口腔癌に一般的な扁平上皮癌のみならずその他の腫瘍細胞に対しても臨床応用の可能性につき検討してきた。一方、放射線感受性を高める方法としては5FUについて検討し臨床効果が得られている。以上、悪性腫瘍組織識別を併用する術中照射の本治療体系は、口腔癌進行例における5年生存率に寄与するものと考える。
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