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FHRにおける象牙質形成不全の病因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07672217
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

大嶋 隆  大阪大学, 歯学部, 助教授 (80116003)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード象牙質形成不全 / 低リン血症性ビタミンD抵抗性クル病 / Hypマウス
研究概要

Hypマウスは,ヒトFHR(低リン血症性ビタミンD抵抗性クル病)とおなじ症候と遺伝形式を呈し,FHRの適正なモデル動物と認識されている.このHypマウスに高リン高カルシウム食(高CaP食)を与えると,約10日間で血中リン濃度が正常値まで回復することが明かにされている.また,基底部から切歯中央部までの切歯象牙質の形成には約40日を必要とする.そこで,このHypマウスに高CaP食を長期間与えて血中リン濃度を正常に保った時,切歯象牙質に認められる形成不全がどの程度改善されるかを,切歯中央部の横断薄切切片を光学顕微鏡,蛍光顕微鏡およびマイクロラジオグラフを用いて調べた.その結果,三角形を呈していたHypマウスの切歯横断面は,高CaP食を40日以上与えることにより,次第に三角形から健常マウスに認められる卵円形へと変化した.また,象牙質の形成時期を標識するために用いたテトラサイクリンの沈着線が,波形の不明瞭なラインから明確で平滑なものへと変わった.しかし,セメント・エナメル境直下の象牙質に認められる球間象牙質は,高CaP食を60日以上与えても消失することはなかった.以上の結果は,Hypマウスに認められる象牙質形成異常の多くが血中リン濃度を正常に保つことにより改善されるものの,FHRの歯科的特徴となっている球間象牙質の形成は,遺伝的な要因によって決定されている可能性が高いことを示唆している。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.MASATOMI: "Effects of the serum phusphute level on the formatim of inuscydentine in hypophospha temic mice." Journel of Oral Pathohgy b Modicine. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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