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Alveolar Osteotomy後の修復過程における線維芽細胞成長因子の効果

研究課題

研究課題/領域番号 07672250
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

廣瀬 武尚  福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (90218842)

研究分担者 鬼木 泰久  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (90279315)
斎藤 敏昭  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (30195995)
伊東 隆三  福岡歯科大学, 歯学部, 助教授 (90122770)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードAlveolar Osteotomy / b-FGF / 新生毛細血管 / 血管網 / SEM / ビ-グル犬 / alveolar osteotomy / 修復機転 / 病理組織学的研究
研究概要

塩基性線維芽細胞因子(b-FGF)は皮膚の創傷治癒を促進することが報告され、臨床応用が始まっているている。近年、塩基性線維芽細胞成長因子(b-FGF)は、線維芽細胞ばかりでなく血管内皮細胞や骨芽細胞、軟骨細胞などの細胞に対する細胞増殖を刺激することが明らかになっており、多方面での応用が考えられる。現在当教室では矯正治療に塩基性線維芽細胞因子(b-FGF)を応用することを目的として実験的研究を行っている。そこで今回は、骨の修復過程における塩基性線維芽細胞因子(b-FGF)の作用を形態学的に明らかにすることを目的としてビ-グル犬を用い、塩基性線維芽細胞因子(b-FGF)投与によるAlveolar Osteotomy後の組織修復過程と血管と骨の新生に及ぼす効果について検討を行った。
実験にはビ-グル犬成犬を用い、下顎左側第2前臼歯にAlveolar Osteotmyを行ない、離断された骨表面に塩基性線維芽細胞因子(b-FGF)を塗布し、歯を歯槽骨とともに舌側に2mm移動し固定した。
平成7年度は固定期間は3日、1週、2週、3週、4週とし、各固定期間終了後切断部の骨を採取し、病理組織学的検索を行った。
平成8年度は平成7年度の結果より、塩基性線維芽細胞成長因子(b-FGF)の効果が治癒過程の初期において著明に認められたため固定期間は1日、3日、5日、1週とした。各固定期間終了後レジン注入を行い血管鋳型標本を作製し、骨切断部の治癒過程を骨新生と血管の関連について走査電子顕微鏡を用いて観察した。
結果1.b-FGFを塗付した実験群では対照群に比べて修復機転が順調に行われていた。
2.特に修復の初期過程においてb-FGFの効果が認められた。
3.実験群では対照群に比べて線維芽細胞や骨芽細胞が豊富に見られ、骨の新生、添加が速やかに行われていた。
4.3日群についてみると、b-FGF投与群の方が対照群に比べて骨切断部の骨壁切断部の中央に向かって伸びる新生毛細血管が豊富に認められた。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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