研究課題/領域番号 |
07672437
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
赤林 朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (70221710)
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研究分担者 |
甲斐 一郎 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30126023)
大井 玄 東京大学, 大学院・医学系研究科, 名誉教授 (70114410)
山岸 明子 順天堂医療短期大学, 助教授 (40220248)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 生命倫理 / 医療倫理 / バイオエシックス / 質問紙 / テストバッテリ- / 教育評価法 / テスト・バッテリ- / 医学教育 / 看護教育 / 妥当性 / 信頼性 |
研究概要 |
1)Hebertらの先行研究(1990)を参考に日本語版の倫理的問題点同定テストを作成し、信頼性、妥当性の検討を行い、質問紙と採点方法を完成させた。本テストは、3つの医療場面での倫理的ジレンマを含む架空の症例を被験者に示し、そこに含まれる倫理的問題点をできる限り多く箇条書きの形で列挙させるものである。 2)道徳的理由づけを調査する日本語版DIT(Defining Issues Test)のうち、生命・医療倫理の場面により即した2例を用い、先の問題点同定力テストとバッテリ-を組んだ。ある看護大学生を対象にテストを施行し、バッテリ-の妥当性を検討した。 3)このテスト・バッテリ-を用い、ある看護学部において1年〜3年生及び卒業後2年以内看護婦(N=320;ある医学部において、1年〜6年生及び卒業後3年以内の研修医(N=831名)を対象に、この2つの指標がどのように変化するかについての調査を行った。看護学部においては、問題点同定力は年次が上になるにつれて上昇した。医学部では4年〜5年に上昇したが、6年〜研修医にいたり減少した。道徳的意味づけ・判断については、看護学部・医学部双方で、卒業生において「安楽死の薬を飲ませない方がよい」という選択が増加した。道徳的発達ステージには変化が見られなかった。学部教育・臨床実務経験がこれらの変化に影響を与えていることが示唆された。 4)ある大学で行われている生命倫理学の授業の前後において、受講者にテスト・バッテリ-を施行し、上記2つの指標の授業による変化を調べた。道徳的発達ステージには変化が見られなかったが、問題点同定力は授業後に有意に上昇した。このことは特定のカリキュラムによりその教育効果が認められたことを示唆する。以上より、本研究によって生命・医療倫理教育効果のうち、ある側面を適切に評価する方法が開発されたと言えよう。
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