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医師同僚評価による医療評価(Medical Audit)導入方法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 07672444
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医療社会学
研究機関東海大学

研究代表者

渡邉 一平 (渡邊 一平)  東海大学, 医学部, 助手 (50147162)

研究分担者 鈴木 荘太郎  東邦大学, 医学部, 教授 (30102841)
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードPeer Review / 医療評価 / 特定機能病院 / POMR / 医師同僚評価 / 治療法 / 診療録 / 治療計画
研究概要

1.医療評価の重要性は、提供された医療サービスの質、内容、効率及び成果である。また、公平性均質性が保たれることが重要である。その評価は基本的には、医師同僚審査によるものとされるが、患者や患者家族、行政および地域の関係者が協力して医療の質、医療の成果を吟味していくことにつながる。重症胃十二指腸潰瘍の例に見るごとく、客観的指標(年齢、性、輸血量、合併症、治療法、在院日数、医療経費)は治療法の変遷(手術適応の減少、新薬開発、入院期間短縮お)が与える影響も大きいことが示された。2.大学勤務医を対象に卒後年数5年毎に医療評価に関する調査では、医療評価については「知らない」との回答が46.4%と最も多く、次に「聞いたことがある」との回答が35.5%、「知っている」は18.1%と少数であった。医療評価についての自由欄で、69名が「関心」もしくは「評価を受けたい」を選択した。その内容として「自己評価を受けたい」が16.8%、「病院の評価がどれくらいのレベルかを知るには必要」は31.0%、「医療評価についての詳しい内容を知りたい」が20.8%を占めていた。特に卒後年数15年以上と16年以上に分けた場合、16年以上が積極的に医療評価を受けたいという意欲があることが示された。日本医療評価機構については、77.5%が「知らない」、「知っている」は僅か2.1%であった。これは日本医療評価機構の設立から97年3月までは予備調査期間であったため大学病院では認識されていないと考える。Peer Review(同僚評価)は72.3%が「知らない」と答え、「知ってる」は2.8%のみであった。特定機能病院は94.4%と殆どが知っていた。しかし特定機能病院の診療録の開示義務については「知らない」が30.6%と増加し「知っている」は29.2%であった。これは当院が特定機能病院であることしか認識しておらず、その要項までは理解してないことが考慮された。診療報酬明細書の患者に対する開示について「知らない」は24.8%、「知っている」は37.2%の認識を示した。最近議論されている項目でもあり、関心度は高く認識を深める傾向がある。守秘義務については、94.9%と殆どが認識していたが卒後1年から5年までの医師23名のうち3名が認識していなかった。診療録の記載方法であるPOMRについては「知っている」が58.7%、「知らない」は18.9%であった。約6割の医師が「知っている」と答えたが、実際の記載方法は医師により異なっており、ある基準に添った記載方法が望まれる。

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 草塩正子: "退院サマリ-転帰項目未記載の諸要因に関わる検討" 診療録管理. 8・3. 58-59 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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