研究課題/領域番号 |
07672446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
牛島 高介 久留米大学, 医学部, 助手 (00213413)
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研究分担者 |
吉田 一郎 久留米大学, 医学部, 助教授 (20182751)
阪田 保隆 久留米大学, 医学部, 講師 (50183364)
伊藤 雄平 (伊東 雄平) 久留米大学, 医学部, 助教授 (90203182)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 卒後教育 / 外来小児科学 / 研修医 / 研修システム |
研究概要 |
第一線小児科医(日本外来小児科学研究会会員)を対象に実施したアンケート調査で、外来小児科学としてのトレーニングを特にうけた記憶がないと答えた人は67.0%に達した。また受けたとしても、その内容に満足していたのは、50.8%であった。さらに今後も受けてきたようなトレーニングで若い小児科医が外来小児科医として自立する場合に十分と思うか?では、十分であるとしたのは、僅か7.6%であった。十分でないとした人は、70.4%に達した。外来小児科を実践するうえで、今後特に研修が必要とされたのは、診察技術・基本的手技・面接技術等の実務面、境界領域の疾患に対する知識、人事・経営・行政等のクリニック運営上の知識等であった。 大学小児科医へのアンケート、第一線小児科医へのアンケート、他施設のカリキュラム・意見等を参考に外来総合小児科学の比重の高い研修カリキュラムを検討した。さらにこのカリキュラムを用いて研修医に対し研修を行い、評価を行った。施行して判明した問題点は、技術・知識面に関する面よりも、患者接遇法(医療態度教育)、コメディカルへの接し方(コミュニケーション)、問題解決へのプロセス方法等の研修医の修得方法(修得度)、研修医への教育方法に関する事項であった。研修医からの本システムへの評価としては、外来小児科を実践していく上での知織・技術を研修前後で客観的に自己評価できたこと、教育スタッフ、コメディカルスタッフとの相互評価を行えたことが好評であった。今後は、教育法、研修内容とも、情意教育・態度学習・患者接遇法教育・臨床医学倫理学等の分野では、まだ十分ではなく、さらに研究を進める必要がある。
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