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巨大ゲノムDNA導入による発生異常突然変異遺伝子の探索・単離

研究課題

研究課題/領域番号 07672449
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人類遺伝学
研究機関熊本大学

研究代表者

阿部 訓也  熊本大学, 医学部, 助教授 (40240915)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードYAC / 発生 / 突然変異 / tコンプレックス / ゲノム解析
研究概要

今年度は、従来のトランスジェニックマウス作製技術に関する諸問題の克服と新しい利用法を目指して、酵母人工染色体(YAC)にクローニングされた哺乳類ゲノムDNAを導入したマウス個体作製技術の開発とその応用に関する研究を行った。特に、ポジショナルクローニング法における突然変異責任遺伝子の同定、単離に関する応用として、これまで解析を進めてきたマウス17番染色体のt-コンプレックスに位置する発生異常突然変異の機能的レスキューの実験を進めている。現在まで、初期発生に関与するt^<w5>変異、神経系細胞の分化、機能に関するqk(quaking)変異に関し、数百kbの範囲にまで原因遺伝子に迫っている。これらはいずれも劣性突然変異であり、変異原因遺伝子を含むと予想されるYACDNA導入により突然変異がレスキューされるか否かを指標として導入ゲノム中の原因遺伝子の探索を行うことを試みている。これまでにt^<w5>領域から650kbのYACクローンを得、マウス受精卵に導入し、3系統のYAC導入トランスジェニックマウス、Y11,Y31,Y35を樹立した。Y11系統では〜420kb、Y31系統では〜270kb,Y35系統では〜380kbの長さのYACDNAが導入されていること、さらにトランスジーンのゲノムへの組込み部位は全ての系統で一カ所であり、かつ17番染色体以外であることをFISHによって確認した。これからは、それらのマウスを交配し実際にt^<w5>変異がレスキューされるかを検討していく。またqk変異に関しても同様な実験、およびすでに見つかった候補遺伝子のノックアウトマウス作製を進めている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nagata,T.et al.: "Physical mapping of the retinoid X receptor β in mouse and man." Immunogenetics. 41. 83-90 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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