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心不全治療薬としてのβ2アドレナリン受容体刺激薬の有効性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07672454
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用薬理学・医療系薬学
研究機関弘前大学

研究代表者

元村 成  弘前大学, 医学部, 教授 (40091756)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードβ2アドレナリン受容体 / 高頻度刺激心不全モデル / 血液灌流房室結節標本 / 洞房結節標本 / 乳頭筋標本 / プロカテロール / ICI118551 / アテノロール
研究概要

イヌ心不全モデルとして、雑種成犬をペントバルビタール麻酔下、無菌手術により左開胸にて左室心尖部にテンポラリー心筋電極(メドトロニック、6491)を埋め込み、回復後体外式ペースメーカー(ビオトロニック、EDP20A)に接続し、左室心尖部を250刺激/分の高頻度で約2-4週間刺激した。2-3週間で血圧は下降し、ペーシングを止めた時の心拍数は増加、血中ノルエピネフリン濃度は約700ng/mlに上昇し、呼吸困難、腹水貯留が著明となり、心不全状態が確認された。この高頻度刺激による心不全犬からペントバルビタール麻酔下に心臓を摘出し、血液灌流房室結節及び洞房結節、乳頭筋標本を作成し、β2刺激薬の陽性変伝導、変時、変力作用を正常心臓から作成した標本での作用と比較した。正常心臓から作成した房室結節及び洞房結節標本では、選択的β2受容体刺激薬プロカテロールによる陽性変伝導及び変時作用は、選択的β2遮断薬ICI118551により任意に拮抗され、選択的β1遮断薬アテノロールでは殆ど影響されず、β2受容体の機能的役割を確認できたが、乳頭筋標本ではプロカテロールによる陽性変力作用は弱く、β2受容体の機能的役割は小さいと考えられた。一方、心不全犬の心臓から作成した房室結節及び洞房結節標本では、プロカテロールによる陽性変伝導及び変時作用がより著名になり、β2受容体機能の亢進が示唆された。一方、乳頭筋標本ではプロカテロールによる陽性変力作用が顕著になり、ICI118551により有意に拮抗され、アテノロールでは殆ど影響されず、心不全犬の心収縮性に於てβ2受容体の機能的役割が増大している事が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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