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慢性関節リウマチの新しい診断法の開発および遺伝的素因の同定

研究課題

研究課題/領域番号 07672505
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 病態検査学
研究機関関西医科大学

研究代表者

桝田 緑  関西医科大学, 医学部, 講師 (50173753)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード慢性関節リウマチ / 可溶性FcγRIIIa / genotype / FcγRIIIA / FcγRIIIB / FcγRIIA
研究概要

血清中の可溶性FcγRIIIaをNA1NA1型のRA患者で測定したところ、正常者と比較して有意に高値であった。正常者の可溶性FcγRIIIaがNK細胞数と強い正の相関を示したのに対し、RA患者ではこのような相関は認められず、可溶性FcγRIIIaの起源がNK細胞以外である可能性が示唆された。現在、可溶性FcγRIIIaの免疫沈降のSDS電気泳動により確認中である。RA患者の可溶性FcγRIIIaは、好中球の割合と正の相関を示し、同一患者での比較では、病態の活性のマーカーであるCRP、ESRと相関した。血清中の総可溶性FcγRIIIにおいても、RA患者のほうが、正常者よりも有意に高値を示し、IgG、CRP、ESRと相関した。現在、対象として、OA、SLE患者でのNA1NA1型を検索中である。
FcγRIIIBのgenotypeをPCR法で同定したところ、正常者ではNA1NA1型が38例(32.5%)、NA1NA2型が61例(52.1%)、NA2NA2型が18例(15.4%)であったのに対し、RA患者ではそれぞれ88例(47.1%)、81例(43.3%)、18例(9.6%)と、NA1タイプの優勢が認められた。さらに、NA2NA2型では、Stage 1,2の患者が多いのに比べ、NA1NA1型、NA1NA2型では、Stageの進行した患者が優勢であった。一方、OA患者ではNA1NA1型が3例(15%)、NA1NA2型が65例(65%)、NA2NA2型が4例(20%)と、NA2タイプの優勢が認められ、何等かの遺伝的関与が示唆された。現在、FcγRIIA、IIIAのgenotypeの同定の為のPCR法を検討中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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