研究課題/領域番号 |
07672526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小西 美智子 広島大学, 医学部, 教授 (20161961)
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研究分担者 |
吉岡 洋治 広島大学, 医学部, 助教授 (40284195)
永井 真由美 (永井 眞由美) 広島大学, 医学部, 助手 (10274060)
鈴木 千智 広島大学, 医学部, 助手 (10263675)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 在宅療養高齢者 / 保健婦 / コーディネート機能 / 訪問看護婦 / ホームヘルパー / 社会資源 / 看護・介護用具 / 介護者 / 3年間の状況変化 / 在宅療養支援 / 理学療法士 / 作業療法士 / 歯科衛生士 / 在宅療養 / 保健婦の指導 / ティサービス / ショートステイ / 寝たきり高齢者 / 看護・介護態勢 |
研究概要 |
研究目的は保健婦が在宅療養者の在宅療養生活及び介護者の介護生活を支援するために、保健・医療・福祉サービスを導入し、継続して指導を行うコーディネート機能のあり方を明らかにする事である。研究方法は広島市市街地において保健所保健婦が継続して訪問指導している在宅療養者で日常生活自立度がランクB及びCで65歳以上の高齢者及び介護している家族51事例を対象にして、平成7年度-9年度の3年間における療養状況と介護状況を調査票及び訪問面接により調査分析した。この3年間で14名(ランクB6名、ランクC8名)が死亡、3名が入院・入所で、34名は在宅療養していた。また日常生活自立度改善は2名(ランクBからA)悪化は3名(ランクBからC)あり、いずれもランクBからであった。専門職についてみると訪問看護婦とホームヘルパーを導入したり、訪問する回数を増やしたりする者が多かった。関わっている専門職が保健婦のみ1名と保健婦と医師のみ2名は3年間同じ状態であったが、他は3名以上の専門職が関わりそれぞれ導入したりまた中止したりしていた。専門職以外の社会資源利用状況を見ると、入浴サービス利用者が最も多く次がショートステイ、ディサービス・ディケアであり、全体としては増加しているが利用中止者もあり、全く利用していない者も3名あった。面接調査においてこれら施設の利用条件と在宅宅療養者の心身の状況との不一致が問題としてあった。介護・看護用具についてみると自立度がランクAになった1名以外は特殊寝台及びマットレスを導入して使用し、また車椅子、入浴補助具、腰掛け便器は導入した者と使用を中止した者共に多かった。一方広島県の理学療法士及び作業療法士に在宅療養支援への関わり方を調査した結果、医療機関でのリハビリやディケアでの関わりが多く、問題として他機関及び他職種との連携の取り方の困難を挙げていた。
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