研究課題/領域番号 |
07672541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 静岡県立大学 (1996) 順天堂医療短期大学 (1995) |
研究代表者 |
竹内 登美子 静岡県立大学, 看護学部, 助教授 (40248860)
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研究分担者 |
東原 義訓 信州大学, 教育学部, 助教授 (90143172)
若佐 柳子 順天堂医療短期大学, 看護学科, 助手 (50258977)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | CAI / マルチメディア / 術後看護 / 臨床看護実習 / 呼吸器合併症 / 呼吸音聴診法 / 学習効果 / 呼吸音 / 手術後患者 / 携帯コンピュータ |
研究概要 |
本研究は、携帯コンピュータを利用した臨床看護実習のためのCAIコースウエアを開発し、そのCAIを活用した学習効果を明らかにするために取り組んだものである。全身麻酔で手術を受けた患者の呼吸器合併症を予防するために必要な援助のうち、今回は呼吸音の聴診法に関する知識と技術を学習するCAI教材を開発した。このCAI教材の特徴は以下の2点である。 1.コンピュータ上のマウスを聴診器に見立てて操作することによって、5種類の正常・異常呼吸音を聴取する疑似体験学習ができる。 2.精密な解剖図を取り込んだことによって、立体的に人体構造を理解することができる。 次に、開発したCAI教材の有効性を検証するために、20名の看護学生を対象としてCAI学習前と後にテストを実施し、学習前後の平均値から向上度を算出した。その結果、全体の向上度は34.4%であり、特に正常呼吸音と解剖学に関する知識の向上度は39.4%であった。CAIの有効性は、TDG(Training Development Guideline)によると向上度40%以上が必要といわれており、開発されたCAIの有効性が示唆された。 一方、臨床実習において患者に施行した呼吸音聴診法の技術得点は、89%の達成度であり、精神運動領域においても本CAIは有効であることが示された。
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