研究課題/領域番号 |
07680039
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政学
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
千羽 喜代子 大妻女子大学, 家政学部, 教授 (90074913)
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研究分担者 |
平井 信義 大妻女子大学, 家政学部, 名誉教授
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 思いやり / 乳幼児 / 共感 / 保育者と子どもの関係 / 自己受容 / 情緒の安定 / 受容体験 / 要求内容 / 充実活動 / 自己主張 / 個体追跡 / 快感情 / 不快感情 / 自己活動 / 愛着行動 / 子ども-子ども関係 / 思いやりの発達 |
研究概要 |
思いやりとは、"相手の立場に立って考え、相手の気持ちを汲む"ことと定義し、思いやりの精神構造に基づいて、3〜6歳の幼児の思いやり観察行動項目10項目、(1)相手の気持ちをくもうとする、(2)相手に気持ちを汲んでもらおうとする、(3)相手を援助しようとする、(4)みんなと協力する、(5)情報をすなおに表現する、(6)アイディアを豊かに表現する、(7)相手の気持ちを共有する、(8)相手との関係を深めようとする、(9)相手の心に積極的に関心を持つ、(10)人や場の雰囲気に気付き判断しようとする、からなる50の観察行動項目を作成した。これらの観察行動項目をうけて、あらたに3歳未満児の項目を考えたとき、"受容される体験""情緒の安定""自己受容""自己実現""感性としての気付き"が主要な要素となると考え、生後57日より行った追跡行動観察、及びビデオ録画の資料(男女字名ずつ)を分析・整理した。 その結果、(1)0歳児クラス・1歳児クラスにおいては、保育者との関係を求め、応答を求める要求表出の頻度が高く、保育者のその気持ちを汲んでもらうことにより、"自己受容"自己実現""受容される体験"につながっていくこと、(2)2歳児クラス・3歳児クラスにおいては保育者に受容され、安定できた体験が、他児と積極的にかかわる友達関係へと発展すること、しかも、子供-子供関係における"受容""協力""援助"の体験は、思いやりを支える必要な要素であることを見い出した。(3)4歳児クラスの年令においては、葛藤体験を多くもつ時期であること、大人あるいは友達との関係をもつなかで、一緒に活動することの喜び、協力する体験をつんでいる時期であることを確認した。
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