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在宅で高齢者を介護する家族に対し公費を支給する社会的合理性とその給付水準の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07680059
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 家政学
研究機関広島女学院大学

研究代表者

佐藤 卓利  広島女学院大学, 生活科学部, 助教授 (60178746)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード高齢社会 / 老人保健福祉計画 / 高齢者 / 社会サービス / ノーマライゼイション / 日本型福祉社会 / 家族 / 介護労働 / 日本型福祉社会論 / 在宅ケア / ホームヘルパー / 老人保護福祉計画 / ボランタリー・セクター
研究概要

わが国では、在宅で高齢者を介護する家族に対しては、自治体が見舞い金程度のあずかな額の手当てを支給しているにすぎない。この研究では、高齢者を介護する家族に対し公費を支給する社会的合理性とその給付水準について考察した。その際、全国の市町村が策定した「老人保健福祉計画」の検討をとおして、社会における高齢者像の転換の必要性、高齢者への社会サービスの普遍的性格、高齢者扶養の社会的責任について検討し、介護手当ての水準については、当面はパートタイマーの賃金水準からの引き上げを課題としつつも、将来的には全男女労働者の平均賃金水準の実現が必要であることを論じた。
また、介護労働の供給については、家族のみに依存することは客観的に困難となっており、公的責任の確立とともに民間非営利団体の活動の可能性についても検討すべきとの視点から、生活協同組合における「くらしの助け合い」活動について調査し、その活動に期待されるべきことは、行政の補完ではなく、行政の責任の追求とサービス水準の向上を実現するための実践的批判者としての役割であることを論じた。
さらに社会的関心を呼んでいる公的介護保険についても、公的責任と規制緩和という視点から検討し、社会福祉サービスの客体から主体への転化という展望の下に、従来の措置制度の改善と住民の行政参加のあり方について考察した。社会福祉サービスの水準を決定するうえで、高齢者および家族がどのように関わるのか、その権利の性格はどのように考えるべきかが、次の課題となる。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 濱岡政好: "新しい生活の想像と創造" 法律文化社会, 206 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 戸木田嘉久,三好正巳: "規制緩和と労働・生活" 法律文化社, (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 濱岡政好: "新しい生活の想像と創造" 法律文化社, 206 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 戸木田嘉久・三好正巳: "規制緩和と労働・生活" 法律文化社, 260 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤卓利: "書評 社会保障研究所編『女性と社会保障』,同『現代家族と社会保障』" 広島女学院大学生活科学部紀要. 第3号. 111-122 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木勉,佐藤卓利,松田泰: "高齢時代の地域福祉プラン" 北大路書房, 191 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 基礎経済科学研究所: "日本型企業社会と家族" 青木書店, 218 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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