研究課題/領域番号 |
07680100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
杉原 隆 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60015724)
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研究分担者 |
中村 和彦 山梨大学, 教育学部, 助教授 (80217835)
森 司郎 (森 司朗) 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (80200369)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 有能感 / 幼児 / 運動遊び / 自己概念 / 運動有能感 / 事故概念 / 活動量 |
研究概要 |
本研究は、統制群を持つ事前・事後計画により、運動遊びが自己概念の形成とパーソナリティに与える影響を実験的な手法により明らかにする目的で計画された。最終年度である本年度は、年長児を対象に約半年間、有能感を高めるよう工夫された運動遊びを実施した実験群と実施しなかった統制群での「幼児の運動有能感尺度」、「教師による行動評定」、「親から見た子どものイメージ」の各調査項目の変化量に関して比較分析を行った。その結果、実験群の方が統制群より運動に対する有能感が高くなるという傾向はあったが、統計的には有意でなかった。しかしながら、教師による行動評定では、男児と女児で項目は若干異なるものの統計的な有意差が認められ、実験群の方が統制群より運動行動と一般的な行動における積極性・強調性が大きく向上したことが明らかになった。ほぼ同様の結果が、事前測定において運動有能感が低かった対象においてもみられた。 以上の結果は本研究の仮説を全面的に支持するものではないが、大筋では支持するものであった。以上の結果を踏まえ、運動遊びが与えていた影響を総合的に考察し、報告書を作成した。
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