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トレーニングがホルモンの利尿・抗利尿作用に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 07680101
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関東京工業大学

研究代表者

須田 和裕  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (70192135)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードANP / アンジオテンシンII / アルドステロン / トレーニング / ラット / 腎臓 / 副腎 / 受容体 / ラジオイミューノアッセイ
研究概要

利尿作用や抗利尿作用をもつホルモンの作用がトレーニングによってどのような変化を示すかを主としてANP受容体について検討した。実験動物としてウイスター系雄ラットを用い、トレッドミルによる走行トレーニングを10週間行わせた。最終的なトレーニングは30m/min、90分間の走行であった。トレーニング終了後、トレーニング群およびコントロール群のラットから腎臓、副腎を摘出して粗細胞膜を調整し、ANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)受容体結合実験、ANPまたはCNP刺激によるグアニレートサイクレースアッセイを行った。また副腎をアンジオテンシンIIによって刺激することによるアルドステロン放出実験を行った。cGMPおよびアルドステロンの測定には市販されているラジオイミューノアッセイ用キットを利用した。
その結果以下の様であった。
1.腎臓のANP受容体では結合実験によって測定した受容体数にトレーニングによる変化は見られなかったが2nd messengerであるcGMP合成能は高まっていた。
2.副腎のANP受容体では結合実験によって測定した受容体数はトレーニングを行うことにより増加した。しかし、2nd messengerであるcGMP合成能に変化は見られなかった。
3.アンジオテンシンIIによるアルドステロン放出はトレーニングを行うことによって増加した。以上の結果からトレーニングは利尿、抗利尿作用の双方を高めそれにより、より適切に体内の水分あるいは電解質のレベルが調節されるのではないかと考えられた。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 須田 和裕、駒林 隆夫、井沢 鉄也: "運動による心臓のANP放出と標的臓器情報伝達系へのトレーニングの影響" 体力科学. 44. 849- (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 須田 和裕、加藤 幸司 ほか: "腎ANP受容体に対するトレーニングの影響" 体力科学. 46. 858- (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Suda, K., T.Komabayashi, T.Izawa: "Effect of exercise on ANP release and target-organ signal transduction system." Jap.J.Phys.Fitness Sports Med.44. 849 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Suda, K., K.Kato et al.: "Effect of exercise on the ANP receptor in kidney." Jap.J.Phys.Fitness Sports Med.46. 858 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 須田和裕、駒林隆夫、井沢鉄也: "運動による心臓のANP放出と標的臓器情報伝達系へのトレーニングの影響" 体力科学. 44・6. 849 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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