研究課題/領域番号 |
07680127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
小原 達朗 長崎大学, 教育学部, 助教授 (80112366)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 小中学生 / ライフスタイル / 活動性 / 健康度 / 体力運動能力 / 運動適応能 / 非活動性の蓄積 / 中学生 / 最大酸素摂取量 / 運動実践能力 / 小学生 / 活動群 / 非活動群 |
研究概要 |
ライフスタイル(活動性に関する)が児童生徒の体力運動能力や健康度(最大酸素摂取量)および運動適応能(運動適応能テスト及び教師の評価)に影響をおよぼすとの仮説を立て、小学6年生と中学2年生の男女170名を対象に調査・測定し各要因の関連性を検討した。その結果、以下のような点を明らかにした。 1.活動的か否かのライフスタイルは、小学6年生および中学2年生ともに女子の健康度と有意な関連があった。小学6年生では中学2年生に対して運動面での関連はなかったが呼吸循環系への活動の影響が蓄積されてくることが明らかになった。 2.体育実技のベースとなるような運動適応能は、小学6年男子、中学生の男女の健康度と有意な関連が認められた。運動適応能は、個々の局所的な運動の能力よりも全身的な運動遂行能力を見ているものであり、体育実技等の活動を背景にしており、活動量の確保が危惧される。 3.男女別に見るとそれぞれ小学6年生での関連性の延長の上に生活や運動の個人差が増幅されたパターンで中学2年生での各要因の関連性に一定の傾向を示した。経年的にライフスタイルの影響が蓄積されていくものと推測された。 4.中学2年生女子においては、ライフスタイルと体力運動能力との関係を除いて全ての要因が有意に関連しあっていた。これは、全体状況の集約された形の傾向であり、ライフスタイル、体力運動能力、健康度及び運動適応能のサイクルの環の中で能動的に働きかけることのできるライフスタイルの活動と運動適応能に関わる体育的活動への取り組みの必要性を促していると結論された。
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