研究課題/領域番号 |
07680244
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 金沢工業高等専門学校 |
研究代表者 |
村本 絋 (村本 紘) 金沢工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (50159183)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | CAIシステム / 語学教育 / 英語教育 / 機械翻訳 |
研究概要 |
従来から学校教育における語学教育は、構文、知識偏重とも言われる教育が、中学、高校と継続的に行われてきた。しかしながら、昨今は、コミュニケーション中心に実用的な語学教育を目的とした指導法がとられ始めてきた。 一方、パソコンによる機械翻訳の技術は十分実用化の段階にきている。とりわけ、日常会話や短文の翻訳には精度は高く違和感なく利用できる。 本研究は、このような社会的な背景や技術的な動向を踏まえ、従来のCAIシステムに機械翻訳機能及び通信機能を付加することによって、より柔軟で広範囲な解答を可能にする語学教育CAIシステムの構築を目的としてきた。 本研究は2年計画で進められてきたが、2年間にわたり次のような作業を行ってきた。 1.ネットワークの構築を行い、開発環境及びCAIシステムの基盤を構成した。また、回答文を学習者自身が評価し、確定する機能を作成した。 2.翻訳ソフトと教材プログラムとのインターフェースの構築を行った。 教材ソフトに翻訳エンジンを埋め込むことにより、教材で提示された日本文に対する英語文をタイプインすれば、その翻訳が提示される。学習者は2つの日本文を評価し、英作文を確定する。 3.2種類の評価用英語教材を作成した。 約30分の日常会話用教材及び工業英語教材を作成した。英作文だけでなく、ヒントとして英語音声の再生機能も付加した。 本システムの開発によって、従来のような前もって予想解答を準備する必要がないために教材の作成が容易になる。学習者の多様な解答に対応できる。積極的な学習への参加を誘発できる。と言った特徴を持った語学教育CAIシステムを構築することができた。
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