研究課題/領域番号 |
07680252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
WILLIAM Plain (W. Plain / PLAIN William) 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 教授 (40229133)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ペア-グループティーチング / 英語教育 / 新しい教授法 / コミュニカティブランゲージ / グループの活用 / 意識 / 沈黙 / 心理的余裕 / コミュニカティブラ-ニング / 認知 / クラス運営 / グループ学習 |
研究概要 |
この研究の目的は、Pair Group Teachingと呼ぶ教授法の開発により、現行の国際的な英語教授法を日本の大学が必要とする教授法に適用することである。このプロジェクトの3年間で,論理的かつ活実践的基盤の確立は完成し、主要な目標は達成された。 3年間の研究の成果として、私は国内・国際的レベルの教育実践に関連する理論を分析した。日本の大学に最も有用な教材を研究し、伝統的な日本の教育環境におけるコミュニケーション中心の授業の要望に応える教材を開発し試行した。教師たちと協力してPair Group Teachingを実験し、学習と教育に対する教師のパラダイムを変更する必要性を確認した。このパラダイムの発展が今後の研究の主題である。 より個別的には、日本独自の環境の中で、さらに国際的・学際的レベルの新しいパラダイムの中で、学習および教授の基礎をなす理論の理解を促進し、各教師の「個人理論」およびそれに関する教授法への意識を高めた。日本の大学の授業および伝統的教授法に頼る日本人教師の必要に応ずる教授法を開発し、多用な能力の学生と多種の教師に対する教材を反復試行し適応を実践した。また、意識重視教授法の理論と実践を分析し、それに基づく長期の現職教育を実践、Pair Group Teaching教材を供与、この教授法の適用を教師に推奨し、さらに、理論と実践面における「学問的発達の相互啓発」を指導した。 Pair Group Teachingは、多人数クラスの中の恒常的なグループのためのコミュニケーション中心の教授法である。これは「読解クラス」のような伝統的教授の枠組の中で使用するためのものであり、日本の社会における集団行動の研究に基づいている。それは、第一言語習得のような高い学習効果をもたらす内面の「沈黙」と「空間」の感覚を作り出すことにより、教師と学生の意識を引き出すことを目的としている。 この研究により、多くの教師がPair Group Teachingを採用して成功し指導は活性化した。今後は、より多くの教師の要望を満たす教材を開発し、より効果的な教授法を生む新しい理論の発展を必要とする。平成10年以降は、名古屋外語大学においてこの研究を継続する意向である。
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