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説明的文章の表現指導に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 07680260
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教科教育
研究機関東京学芸大学

研究代表者

岸 学  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40143622)

研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード説明的文章 / 文章産出 / 手続き的知識 / 推敲 / 口頭説明 / 国語教育 / 文章表現 / 対話
研究概要

本研究は次の2テーマに関して解明を行った。第一は小学校児童における説明文表現技能の発達的特徴,第二は成人におけるわかりやすい説明産出技能の規定因の検討,である。
第一に関しては,小学1〜6年生計173名を対象に,説明文産出課題と,自らが産出した文章の推敲課題を実施し,文章推敲技能の発達的変化を検討した。結果は,文章全体での推敲は少なく,20%以下であった。また,低・中学年では大半が単語単位の修正に限定されていたのに対し,高学年では句の単位の修正によって語の意味の変更を行っており,修正単位の拡大という発達的傾向が明らかになった。さらに,小学校2・5年生を対象に,手続き的知識を伝える説明文の表現課題を実施し,文章表現のわかりやすさと説明内容の先行知識量との関係を検討した。結果は,関係がみられ,知識量が違わない場合には2・5年生間でわかりやすさに差がないことが明らかになった。また,先行知識量が異なる2課題間で,個人内の産出技能が安定しないことも明らかになった。
第二に関しては,大学生を対象に,手続き的説明文の産出課題を実施し,説明内容に関する知識の程度と被説明者の知識レベルを知ることとの2要因について,いずれが規定因として重要かを検討した。結果は,説明内容の知識程度よりも被説明者の知識レベルを知ることの方が,説明文を書く技能の向上に対する効果が大きいことが示された。また,手続き的知識の説明(操作の指導)が口頭でなされた場合,実際の操作とともに操作の意味を伝えることが操作習得に重要であることが明らかになった。

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (14件)

  • [文献書誌] 岸 学: "説明文の指導目標と読解力との関係について" 東京学芸大学紀要第1部門. 47. 31-38 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中村 光伴・岸 学: "児童における手続き的内容の説明文産出技能の様相" 東京学芸大学紀要第1部門. 47. 39-46 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小松 誠・岸 学: "口頭説明のわかりやすさについて-プロトコル分析による検討-" 東京学芸大学紀要第1部門. 48. 183-194 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岸 学・綿井 雅康: "手続き的知識の説明文を書く技能の様相について" 日本教育工学会論文誌. 21・2. 119-128 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岸 学: "手続き的知識を伝える説明文の理解の発達について" 教育心理学研究. 45・4. 405-415 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Manabu KISHI: "THE RELATIONSHIP BETWEEN INSTRUCTIONAL OBJECTIVES AND ABILITIES OF COMPREHENSION AT READING EXPOSITORY TEXT IN CHILDREN." BULLETIN OF TOKYO GAKUGEI UNIVERSITY SECT.1. 47. 31-38 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Mitsutomo NAKAMURA & Mnabu KISHI: "THE ASPECTS OF PROCEDURAL EXPOSITORY WRITING SKILL IN CHILDREN." BULLETIN OF TOKYO GAKUGEI UNIVERSITY SECT.1. 47. 39-46 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Makoto KOMATSU & Manabu KISHI: "COMPREHENSIBILITY OF ORAL EXPLANATIONS.- THE STUDY WITH PROTOCOL ANALYSIS -" BULLETIN OF TOKYO GAKUGEI UNIVERSITY SECT.1. 48. 183-194 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Manabu KISHI & Masayasu WATAI: "ON THE ASPECTS OF SKILLS FOR PROCEDURAL EXPOSITORY WRITING." JAPANESE JOURNAL OF EDUCATIONAL TECHNOLOGY. 21,2. 119-128 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Manabu KISHI: "A DEVELOPMENTAL STUDY OF COMOREHENDING EXPOSITORY TEXT." JAPANESE JOURNAL OF EDUCATIONAL PSYCHOLOGY. 45,4. 405-415 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岸学・綿井雅康: "手続き的知識の説明文を書く技能の様相について" 日本教育工学会論文誌. 21巻2号. 119-128 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 岸学: "手続き的知識を伝える説明文の理解の発達について" 教育心理学研究. 45巻4号. 405-415 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 中村光伴・岸 学: "児童における手続き的内容の説明文産出技能の様相" 東京学芸大学紀要 第1部門. 47. 39-46 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 小松 誠・岸 学: "口頭による説明のわかりやすさについて" 東京学芸大学紀要 第1部門. 48(印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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