研究課題/領域番号 |
07680296
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
|
研究機関 | 豊田短期大学 |
研究代表者 |
朝倉 隆太郎 豊田短期大学, 日本文化学科, 教授 (50007910)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 中学校校歌 / 近畿 / 山岳圏 / 歴史的背景 / 校歌 / 地理的環境 / 教育目標 |
研究概要 |
九州、中国・四国に続いて、平成9年度においては、近畿地方(三重県を除く)の中学校校歌についての調査結果をまとめ、報告書(3)『中学校校歌研究-近畿- 校歌にうたわれている風土と歴史』(167ページ)(別添)を作成した。また、昭和57年度以来の中学校校歌研究の一部を、報告書(4)『山と校歌-中学校校歌にうたわれている山地』(386ページ)(別添)としてを作成した。 1『中学校校歌研究-近畿-』 環境要素別校歌数の割合をみると、各府県とも山地が第1位、河川が第2位を占めるが、滋賀県・京都府・奈良県では歴史的背景が第3位を占めていることは、近畿の地域性を示す特色である。校歌の歌詞には、各学校の教育目標が託されており郷土愛の育成に役立っている。たまたま回答のあった大阪府の韓国人中学校の校歌は朝鮮半島の山地を謳い、祖国愛を強調している。 2『山と校歌-中学校校歌にうたわれている山地-』 北海道から沖縄県まで、全国の中学校校歌にうたわれている山地について考察した。環境要素別校歌数の割合をみると、沖縄県と長崎県の「海洋」を例外として、いずれの都道府県も山地が第1位である。山地が最も多く校歌に取り上げられる背景には日本古来の山岳信仰があり、山容の美しさ、山の標高、山地の位置(周囲の中学校数)なども関係する。山岳圏(その山地を校歌に取り上げている中学校数とその範囲)の最大は富士山であり、筑波山・秩父山地・生駒山・伊吹山がそれに次ぐ。各山地を校歌に取り上げている中学校名、校歌詞の例、各山地の自然的特色、山地にまつわる伝承・歴史的背景などを述べる。
|