研究課題/領域番号 |
07680335
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
|
研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
東海林 健二 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (70143188)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | 3次元物体 / ラン / pxy表 / モルフォロジー / アフィン変換 / SPXY表 / skew / 転置 / pxyz表 / 斜交軸変換 |
研究概要 |
3次元物体(3次元2値画像)をラン形式で表す一つの方法を提案し、その上で行なうブール演算、平行移動、回転を含むアフィン変換のアルゴリズムを開発した。また、3次元物体に対するモルフォロジー演算の基礎となる2次元2値画像のモルフォロジー演算アルゴリズムを開発した。以下にその詳細を示す。 1.3次元物体のラン形式での表現方法の1つとして、SPXY表と呼ぶ表現方法を提案した。この表現方法は、3次元物体を2次元2値画像の積み重ねと考え、2次元2値画像を表現するpxy表を3次元状に積み上げたものである。ランの本数は、およそ、3次元物体の表面積のオーダーとなる。 2.SPXY表上でブール演算(論理和・積・差・排他的論理和・反転)、平行移動、ランを移動・伸縮させるskew変換、および、x-y-z軸の入れ替えである転置をランの本数に比例する時間で行うアルゴリズムを提案した。これは、2次元のpxy表でのブール演算方法の3次元への拡張である。 3.3次元回転や拡大縮小を含むアフイン変換をSPXY表の上で行うアルゴリズムを開発した。これは、アフィン変換をskew変換と転置の組合わせに分解して、実行する方法である。本研究では、この分解の型が6通りあり、実行すべきアフィン変換に対して、どの型が最適であるかを、誤差解析により決定できることを明らかにした。そして、アフィン変換が、SPXY表の上でランの本数に比例する時間で行えることを人体頭部形状、動物形状データを用いた実験により確認した。 4.3次元SPXY表におけるモルフォロジー演算の基礎となる2次元pxy表でのモルフォロジー演算アルゴリズムを提案した。
|