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探索問題の近似ハッシュ法とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 07680343
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関電気通信大学

研究代表者

野下 浩平  電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (60011706)

研究分担者 中山 泰一  電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (70251709)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードゲーム / 探索アルゴリズム / 近似ハッシュ法 / 将棋 / 並列探索
研究概要

本研究の目的は,探索問題における近似ハッシュ法の設計と実現法を調べ,具体的なゲームの探索問題に応用してその有用性を実験的に示すことである.ここでは,具体例として詰将棋と対局将棋をとりあげる.近似ハッシュ法は,チェスプログラムで考案された局面表の一般化と考えられるもので,計算状況(局面)の同一であることの探索のほか,類似した近似局面の探索に用いる.本研究での将棋の場合,壁面が同一で持駒の異なるほぼ同一の局面のほかに,一方の局面で有効な着手が他方の局面でも有効でありうるようなものとして近似局面を定義する.本研究では単一のCPUでの逐次探索のほか,多数のCPUでの並列探索も取り上げる.
主たる研究成果としては,非常に手数の長い難しい詰将棋問題を解くための逐次プログラムを開発したことである.ここでのいくつかの新しい方法の中には近似局面による候補手の優先的な選択法がある.これによって従来のプログラムより解答能力が向上するとともに,多くの場合解答速度も向上した.その一例としては,研究代表者による旧プログラムで611手詰のある問題をはじめて解いた時に約60時間かかったが,新プログラムでは1時間以下で解けるようになった.そのほか,詰将棋を解く並列プログラム,また対局将棋の逐次プログラムの開発をおこない,いくつかの新しい結果を出した.これらの結果の主なものは論文雑誌や国際会議などで発表した.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 伊藤琢巳,河野泰人,野下浩平: "非常に手数の長い詰将棋問題を解くアルゴリズムについて" 情報処理学会論文誌. 36. 2793-2799 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤琢巳,河野泰人,背尾昌宏,野下浩平: "詰将棋を解くプログラムの進歩" 人工知能学会誌. 10. 853-859 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 松原仁,野下浩平 他: "コンピュータ将棋の進歩" 共立出版, 152 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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