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医療のためのマルチメディア通信システムとそのユーザインタフェース

研究課題

研究課題/領域番号 07680426
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

金子 豊久  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (10262974)

研究分担者 廣田 光一  豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (80273332)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード3次元医療画像 / 臓器の3次元モデル / 医療画像通信 / 仮想手術 / バネモデル
研究概要

近年医学の分野では,人間内部臓器を3次元計測する技術の発展が著しい。核磁気共鳴画像(MRI)やコンピュータ断層画像(CT)などが例である。こうした装置から得られた3次元画像を基にして遠隔地にいる複数の外科医が手術についてディスカッションできる通信できるシステムとそのユーザインタフェースを構築することを本研究の目的とした。実施計画に従い我々はまずCTデータを3次元表示するボリュームレンダリング手法の考察を行った。ある程度の高速化が行えたが,基本的に2次元のサーフェースレンダリングよりも遅いので,人間の臓器を毎に分離して,対象としない臓器にはサーフェースレンダリングを行い対象とする臓器はボリュームレンダリングを用いることにした。我々が最も重視したのは臓器のモデルである。ただ画像を見るだけでは無くて我々は外部からの力を許す例えばメスで切ったり手で押さえたり掴んだりできる仮想手術を考えている。臓器を立方体を含む6面体で近似して,その稜線にバネを置くバネモデルを構築した。臓器を切ることはバネを切断することにより行われる。臓器の任意の部分を切ったり引っ張ったりできるユーザインタフェースデバイスとして3次元マウスを用いた。ワークステーションとしては,シリコングラフィックス社のINDYを新しく購入した。現在3次元マウスなど商用のデバイスでなく,この目的に特化した装置を試作中である。さらにこうしたシステムを複数個接続した通信システムの構築を行った。いわゆるクライエントサーバ(C/S)システム方式を採用した。サーバには中核となるCT画像やモデルを置きクライエントにはユーザインタフェース装置と表示を行わせるシステムである。この研究についての発表は,情報処理学会全国2回(51,52回),ユーザインタフェース学会,国際会議MultimediaJapan96の合計4件。投稿中は,国際会議APCHI'96(Singapore,June'96)の1件。
服部,金子:柔らかい臓器の3次元モデル,第51回情報処理学会論文集(2),pp287-288
服部,高橋,廣田,金子:柔らかい臓器の手術シミュレーション,第52回情報処理学会論文集(2),pp215-216,
K.Hirota,T.Hattori,T.Kaneko"Implementation of Elastic Object in Virtual Environment",Multimedia Japan 96,March 18-20,1996,Yokohama

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 廣田,服部,金子: "仮想物体の弾性モデルに関する検討" ヒューマンインタフェースシンポジウム論文集. 2133. 521-526 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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