研究課題/領域番号 |
07680441
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
|
研究機関 | 東京工芸大学 |
研究代表者 |
草原 真知子 東京工芸大学, 芸術学部, 助教授 (40271366)
|
研究分担者 |
荒井 良徳 (荒井 良練) 東京工芸大学, 情報処理教育研究センター, 講師 (60267531)
森岡 祥倫 東京工芸大学, 芸術学部, 助教授 (70288108)
中村 光一 東京工芸大学, 芸術学部, 教授 (80237396)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | ネットワーク / 仮想空間 / コミュニケーション / オリジナリティ / メディアアート / バーチャル・キャンパス / 創造性教育 / 日本文化 / 感性表現 / アート / 対話型メディア / 画像通信 / インターネット / 創造性 / バーチャルリアリティ / 創発 / 著作権 |
研究概要 |
(1)東京工芸大学の厚木キャンパスと中野キャンパスを結ぶ「バーチャル・キャンパス」として、パソコン通信ネットワークCampus MAGICを開設し、画像通信の機能を持つネットワークの企画運営を実施した。このネットワーク上で、作品のオンライン展示、グラフィックインタフェースを用いた季節ごとの企画などを実施し、その成果を分析した。 (2)Campus MAGICと他の研究教育機関のネットワークとの相互接続を行い、ネットワークを連結したアートプロジェクトを実施した。 (3)Campus MAGICとインターネットとの併用による画像生成に関するプロジェクトを多地点を結んで実施した。これにより、インターネットに限定しない複層的なネットワークの有効性を確認した。 (4)「連画」プロジェクトは発展を続け、画像通信のアートへの応用と文化との関連性について、さらに多くの考察が得られた。またNTT Inter Communication Centerではこれ以外にも画像通信を応用したいくつかの企画が実施された。これらの分析から日本文化におけるイメージの伝統がディジタル表現と仮想空間においてどのように展開してきたかに関する分析を行い、これを国際学会などの場で発表した。上記の分析に関わり、また他の研究者との意見交換の中から、仮想空間における協同作業や身体への意識、画像を通じたコミュニケーションにおける空間感覚の変化など、研究の今後の展開に向けての新たなテーマが浮上した。 (1)-(4)は東京工芸大学芸術学部草原研究室における学生の創造的な活動と密接にかかわり、この中から画像通信によって創造性を触発された作品がいくつも出現した。これは今回の研究の直接的な成果であると同時に、メディアアートの創造のためにネットワーク、特に画像通信の適切な応用が持つ可能性を実証したものである。
|