研究課題/領域番号 |
07680468
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中井 達 九州大学, 経済学部, 教授 (20145808)
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研究分担者 |
児玉 正憲 広島修道大学, 商学部, 教授 (20028989)
時永 祥三 九州大学, 経済学部, 教授 (30124134)
岩本 誠一 九州大学, 経済学部, 教授 (90037284)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 帰納的学習 / 多段決定モデル / 最適配分モデル / 動的計画法 / 最適化 / 確率的システム |
研究概要 |
平成7年度では、社会資本整備における決定問題を数理モデルとして解析することと、最適化のための学習理論として帰納的学習を取り入れる方法を考えるため、従来の研究成果を収集することに重点をおいた。また、この問題を資源配分問題として定式化するための条件、適応可能な範囲についての検討や、動的計画法からの接近を試みるとともに、基礎的理論についていろいろ検討した。 平成8年度では、前年度に引き続き、不完備情報のもとでの多段決定問題を解明すると同時に、帰納的学習により政策決定をおこなう方法論について検討を行った。また、動的計画法についても、さまざまな角度から理論を深化させるとともに、基礎的理論についてもいろいろと検討を試み、いくつかの結果が得られた。 したがって、研究期間を通じて、これらの研究を改善・発展させ、おおむね研究計画にしたがって社会資本配分問題への方法論に関する研究を進めていくことができた。また、当初計画したように、研究者との討論や、学習方法や基礎理論について、いろいろ検討することがこの研究の中心となり、個別的に進行する傾向があることは否めないが、当初の計画にしたがって進めることができたと思う。 さらに、これまでの研究で得られた結果について、日本オペレーションズリサーチ学会、日本数学会、電気情報通信学会、IFORS(The International Ferderation of Operations Resaerch Society)、The International Conference on Operational and Quantitative managementを始めとした内外の学会・研究会・国際会議等の機会をとらえて公表し、これらの発表とあわせて研究論文の形で公刊してきた。
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