研究課題/領域番号 |
07680473
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
大倉 元宏 成蹊大学, 工学部, 教授 (30119341)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 視覚障害者 / 弱視 / VDT作業 / 作業補助装置 / double windows display / power-assisted X-Y table |
研究概要 |
本研究は、視覚障害者のVDT作業の実態調査と新しい作業補助装置の開発から構成された。 8名の弱視者を対象とした実態調査では、文書入力時、VDTと拡大読書器を交互に見る必要があり、それが作業効率と作業負担に負の影響を及ぼしていることが明らかとなった。 この問題を解決するために新しい作業補助システムを試作した。このシステムは二画面一体型表示方式と自動原稿台送り装置から構成されている。二画面一体型表示方式とは、WINDOWSオペレーティングシステムを利用して一つVDT上に二つのウインドウを開き、一方に拡大読書器画面、他方にワープロ画面を表示させるものである。自動原稿台送り装置は、ペン書きX-Yレコーダを改造したもので、4つのフットボタンスイッチを操作することで、原稿台の移動が可能となっている。また、特定のスイッチのダブルクリックにより、リファレンスポイントへの高速移動機能も付加されている。2名の弱視コンピュータユーザを被験者とした評価実験では、従来方式と本システムによる方式の比較が行われた。本システムでは、短い視線移動で読書器とワープロの両方の画面をみることができること、自動原稿台送り装置の利便性が高いことが被験者に高評価を得、作業パフォーマンスも上昇した。 さらに最終的に、実用化に向けて自動原稿台送り装置の試作を行った。
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