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大気中のフロン代替物質の分析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07680564
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 環境動態解析
研究機関東洋大学

研究代表者

泉 克幸  東洋大学, 工学部, 助教授 (70132842)

研究分担者 村野 健太郎  国立環境研究所, 地球環境研究グループ, 主任研究官 (40109905)
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードクロロクロロカーボン / フロン / 代替フロン / クロロフロロカーボン
研究概要

本研究ではGC-MSを用いて、オゾン層保護条約によって使用が禁止された特定フロンとその代替物の測定法の確立に主眼を置き、基礎的な実験を行った。その結果を成果報告書としてまとめた。分析に当たっては、大気試料を濃縮する装置と市販の標準ガスを環境濃度に希釈する装置が必要であり、それらをはじめに作成した。予備実験としてGC-MS装置の性能試験も行われ、特定フロンおよび代替物に対する装置の検出下限値や検出器の感度特性を調べた。分析カラムとしてSigma Aldrich社製のVOCOL(内径0.25mm,長さ60m,膜厚1.5μm)を使用した。このカラムでは、現在多量に使用されているHCFC-141b,-142bの分析が可能であり、特定フロンと同時に使用が禁止されたCCl_4やCH_3CCl_3も同時に測定できる利点がある。しかし、低沸点の代替物であるHCFC-22とHFC-134aの分析は大気中の他成分の干渉があり、困難であることが明らかとなった。これらの代替物をきちんと測定するためにはピークの分離が不可欠で、低沸点成分に対して保持力が大きいPLOT系のカラムを使用する必要がある。都市域での測定として東洋大学川越校舎の大気試料を分析した結果、HFC-134a,HCFC-142b,-141bがそれぞれ、12〜32ppt,10〜30ppt、12〜75pptであり、気象条件によって数倍の濃度変動があるが、使用が禁止された特定フロンやCCl_4やCH_3CCl_3の濃度変動は代替物に比べ小さい事が分かった。

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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