研究課題/領域番号 |
07680571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
鈴木 信夫 千葉大学, 医学部, 教授 (90111426)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | プロテアーゼ / ヒト細胞 / 紫外線 / ポロテアーゼ |
研究概要 |
ヒト細胞は紫外線照射により多面的応答をするが、その応答の初期の過程に関与するプロテアーゼを求める方法の基礎を確立した。即ち、直接プロテアーゼタンパク質を分離抽出する方法と、プロテアーゼタンパク質の構造遺伝子ないし活性制御遺伝子を探索する方法の2方法である。 タンパク質の分離抽出法については、用いる培養細胞の生理的条件を決め、次に、その細胞からの抽出条件を決定した。また、目的プロテアーゼがアンチパインと呼ばれるプロテアーゼインヒビターに高感受性であることから、アンチパイン結合能のあるタンパク質を分離するアフィニティーカラムクロマトグラフィー法を確立した。 遺伝子の探索については、アンチパイン高感受性プロテアーゼの活性レベルが紫外線照射直後上昇する細胞と上昇しない細胞との同一系統株を得ていることから、そのプロテアーゼ誘発が遺伝的支配形質であることを両細胞遺伝子DNAの相互移入法により確認した。次に、Differential display法により、両細胞で発現の違いがある遺伝子類を抽出することに成功した。これら候補となる遺伝子の中から目的プロテアーゼに関連する遺伝子を求める為の他の基礎実験、例えば、遺伝子決定判断となるトランスフィクションアッセイ法などを準備した。 今後の課題は、求めるプロテアーゼが極めて不安定物質であり、活性を長期間維持する方法を求める必要がある。一方、複数遺伝子から目的遺伝子を可能な限り能力よく探す方策が必要である。しかし、これらの諸問題解決する方策は基本的にできあがったと考えられ、あとは人手と資金を必要とする段階となってる。
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