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湖沼における富栄養化とCharaceaeの種組成の変化の関係について

研究課題

研究課題/領域番号 07680595
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 環境影響評価(含放射線生物学)
研究機関滋賀県琵琶湖研究所

研究代表者

浜端 悦治  滋賀県琵琶湖研究所, その他 部局等, その他 (40238077)

研究分担者 表 寿一  創価大学, 工学部, 教授 (40214225)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード湖沼 / 富栄養化 / シャジクモ / 沈水植物 / 分布 / 蛍光X線 / 指標種
研究概要

Kasaki(1964)によって約30年前にシャジクモ類の分布が調べられた琵琶湖を始め小川原湖,芦ノ湖,十和田湖などの湖沼で,高等の沈水植物とともにシャジクモ類の分布調査と,照度,底質,水質等の環境条件の測定を行った.
その結果,小川原湖では過去に記録のある数種のシャジクモ類(Nitella hyalina, Chara braunii, Chara globularis var. globularisなど)が,現在も旺盛に生育しているのが確認できたが,沈水植物帯全体の分布下限が浅くなっている可能性が見いだされた.しかし,芦ノ湖や十和田湖では,Chara globularis var. globularisやNitella flexilis var. flexilisなどが見いだされたものの,底質が泥地化していた地点でのシャジクモ類の発見確立はきわめて低かった.潜水調査を行った琵琶湖では,Chara globularis var. globularisのシャジクモ帯とも呼べる植生帯を一部の地域で確認した.それは泥地を好む外来種のコカナダモの分布下限付近(水深5m)で,しかも砂地が維持されているという,非常に特異な立地であった.
シャジクモ類が採取された地点の底質はいずれも粒径が大きく,湖底の泥地化とシャジクモ類の減少の関係が推察された.まだ分析サンプル数は多くはないが,蛍光X線による植物体の成分分析を行った結果,深水性のChara globularis var. globularisやNitella flexilis var. flexilisは浅水性のNitella hyalinaなどに比べP濃度などが高くなる傾向がみられ,富栄養な底質を指標している可能性が考えられた.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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