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植物組織培養によるトリテルペノイド型二次代謝産物生合成の分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 07680637
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生物有機科学
研究機関日本大学

研究代表者

高橋 武美  日本大学, 農獣医学部, 教授 (90011410)

研究分担者 古野 哲雄  日本大学, 農獣医学部, 助手 (70202299)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード西洋タンポポ / キク科植物 / スクアレン合成酵素 / 生合成 / トリテルペン
研究概要

当研究室ではこれまでに、西洋タンポポ(Taraxacum officinale)培養細胞より完全な植物体を再生させ、再分化に伴いトリテルペン成分の構成や含量比が大きく変化することを明らかにした。トリテルペン生合成の最初のC_<30>化合物であるスクアレンは、C_<15>のfarnesyl diphosphate(EPP)2分子より生成するが、FPPはスクアレンの他にもセスキテルペンを始めとするきわめて多様な生合成分岐の中心に位置しており、その代謝調節には大きな関心がよせられる。本研究は、西洋タンポポ培養細胞においてFPP代謝に関わる酵素の中、とくにスクアレン合成酵素(SQS)の部分精製についてのべる。
培養細胞から調製したミクロソーム画分(160,000g pellet)より、[1-^3H]FPPから放射性のスクアレンを生成する活性が検出された。反応にはNADPHまたはNADHと、Mg^<2+>が必要で、NADPHまたはNADHを加えないと、スクアレンとは異なるRf値に放射性生成物が認められた。3週間の培養期間中、成長は15日目、SQS活性は10日目で最高になった。
培養細胞から調製したミクロソームをEGTAで処理後、界面活性剤(OTGP+GDC)を用いて可溶化SQSを回収した。ついでSP-Sepharose, Q-Sepharose, Bio-Gel HTPを連結したジョイントカラム、Bio-Gel HTP, Q-Sepharoseの順にクロマトグラフィーを行い、最後にFPLC Superdexにより精製を試みた。Bio-Gel HTPまでの段階で粗ミクロソームでの活性が約55倍まで濃縮された。しかし、Q-Sepharoseの段階では活性が減少した。FPLCではタンパク量が非常に少量となり比活性の算出はできなかったが、SQS活性はいくつかのフラクションに明らかに検出された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Komine, H. et al.: "Properties and partial purification of squalene synthase from cultured cells of dandelion." Phytochemistry. (印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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