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デアミノノイラミン酸残基特異的な新規シアリダーゼ(KDNase)-酵素学的性質解明、触媒活性部位の構造解析と既知シアリダーゼとの比較

研究課題

研究課題/領域番号 07680647
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 構造生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

北島 健  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80192558)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードKDNアーゼ / デアミノノイラミニダーゼ / シアリダーゼ / KDN / デアミノノイラミン酸 / 微生物由来シアリダーゼ / 酵素反応触媒機構
研究概要

新規酵素KDNase SMの酵素学的諸性質、構造を解明する目的で、酵素の完全精製、精製酵素をもちいた酵素反応の速度論的解析を行い、以下の成果を得た。分子クローニングを目指した実験については、タンパク質の部分配列決定を行い、合成ヌクレオチドプローブの合成が行える段階に達した。
1.Sphingobacterium multivorum由来KDNase SMの完全精製:本酵素は誘導酵素であること、浸透圧ショックにより菌体から収量良く遊離されることをつきとめた。誘導には遊離のKDNでなく結合型KDNを炭素源にする必要であることが判明し、KDN糖タンパク質を含むニジマス体腔液のアルカリ還元処理物が有効な誘導試薬として使えることがわかった。これらの準備段階を経て、KDNase SMをタンパク質として均一になるまで精製することに成功した。その成果は、学術雑誌に発表した(印刷中)。
2.KDNase SMの酵素学的解析:精製酵素を用い、酵素反応の速度論的解析を合成および天然基質、また阻害剤を用いて行った。Dr.M.von Itzstein教授(モ-ナシュ大学・オーストラリア)から恵与された2,3-デヒドロ-2-デオキシノノン酸(KDN2en)が遷移状態アナログとして強い阻害活性をもつことが判明した。本酵素は、シアリダーゼの強力な阻害剤である2,3-デヒドロ-2-デオキシ-N-アセチルノイラミン酸(Neu2en5Ac)により全く阻害されないことから、本酵素が炭素5位の水酸基の認識が重要であることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] NISHINO SATORU: "Induction Rocalization and purification of a novel siolidase,deaminoneuraminidase (KDNase),from Sphingobacterium-multivorum-" The Journal of Biological Chemistry. 271. 1-5 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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